軽量盛土(けいりょうもりど)とは、軟弱地盤地滑り地帯、急傾斜地等従来の土を使った盛土施工が困難な場合に、軽量な素材を使って地山や周辺に影響を与えないようにする盛土の施工方法である。素材として発泡スチロール、気泡混合軽量土(エアモルタル等)、ウレタン等が使われている。

材料

編集

軽量盛土の材料は、軽量材を土に置き換える工法と、土に気泡等の軽量化材を混合した軽量混合土を用いる方法に分けられる。[1]

軽量材

編集

軽量混合土

編集
  • 気泡混合軽量土(土、水、気泡、固化材を混合したもの)
  • 発泡ビーズ混合軽量土(土、固化材、発泡ビーズ、添加剤を混合したもの)

利用事例

編集

脚注

編集
  1. ^ 軽量盛土工法技術ノートNo.1 軽量盛土工法の種類”. www.reecom.co.jp. 2021年10月2日閲覧。
  2. ^ 土田孝「港湾空港事業における軽量混合処理土工法の開発と適用事例」『港湾技術研究所報告』第38巻第2号、1999年、131-167頁、NAID 100074622862022年12月23日閲覧 
  3. ^ 土田孝, 藤崎治男, 巻渕正治, 新舎博, 長坂勇二, 彦坂周男「建設発生土を原料土とする軽量混合処理土の護岸工事への適用」『土木学会論文集』第2000巻第644号、2000年、13-23頁、doi:10.2208/jscej.2000.644_13 
  4. ^ 桝尾孝之「新潟県中越地震におけるEPS軽量盛土工法の調査報告」『ジオシンセティックス技術情報』第21巻第1号、国際ジオシンセティックス学会 日本支部、2005年、10-13頁、doi:10.11504/jcigstechnical1995.21.10