遂 成(すい せい)は、前漢の官吏・軍人。雲中太守

略歴 編集

元狩4年(前119年)、雲中太守の遂成は、武帝が命じた匈奴への遠征に、大将軍衛青の配下として加わった。功績により諸侯の相と同じ秩(年俸)と、食邑200戸、黄金100斤を授かった[1]。他の事績は伝わらない。

脚注 編集

  1. ^ 『漢書』衛青霍去病列伝第25。ちくま学芸文庫版『漢書』5、266頁。元狩4年であることは、武帝紀第6、ちくま学芸文庫版1の178頁。

参考文献 編集

  • 班固著、小竹武夫訳『漢書』1(本紀)、筑摩書房(ちくま学芸文庫)、1998年。
  • 『漢書』5(列伝II)、筑摩書房(ちくま学芸文庫)、1998年。