元狩(げんしゅ)は、中国、前漢代の元号(紀元前122年 - 紀元前117年)。
武帝の第4元。元々は、単に元年・2年・3年とだけされていたが、後に各年代に名称を付けることが建議され、さかのぼって、この年代は「元狩」と名付けられた。一角獣(白麟(白い麒麟)という)を獲たことに由来する。
- 元年11月:淮南王劉安・衡山王劉賜自殺。
- 2年3月:霍去病の匈奴遠征。河西回廊が漢の勢力範囲に収まる。
- 4年:衛青と霍去病による匈奴遠征。これにより匈奴は漠北の地に逃れた。塩・鉄の官による専売が始まる。
- 5年3月:半両銭を廃止し五銖銭の使用開始。
- 6年9月:霍去病・司馬相如死去。