クローニングにおいて、ノックイン(gene knock-in)とは、生物の染色体の特定の遺伝子座タンパク質をコードする相補的DNA配列を挿入する遺伝子工学的手法である[1]。この技術がより進んでいること、また胚性幹細胞が扱いやすいことから、通常はマウスに対して行われる。ノックインと遺伝子組換えの違いは、ノックインは特定の「標的」遺伝子座に対して遺伝子の挿入を行う点である。

ノックインの技術は、病理モデルを作る時等や、プロモーター等の遺伝子発現の制御機構の機能を研究するために用いられる。BACベクターYACベクターは、大きな断片を移す時に用いられる。

関連項目 編集

出典 編集

  1. ^ Gibson, Greg (2004). A Primer Of Genome Science 2nd ed.. Sunderland, Massachusetts: Sinauer. pp. 308. ISBN 0-87893-232-1 

外部リンク 編集