里 克(り こく、? - 紀元前650年)は、中国春秋時代の将軍。

生涯 編集

里克は、士蔿狐突荀息丕鄭先丹木中国語版とともに晋の献公を補佐していた。里克は、を征伐し、晋の公族をただし、君主の権力を強化させた。太子申生を擁護していたが、驪姫優施中国語版に阻まれることとなった(驪姫の乱)。

献公の死後、紀元前651年、里克は、驪姫とその子の奚斉・奚斉の異母弟の卓子を殺害し、奚斉を擁護していた荀息を死に追いやった。里克は、元来、公子重耳(後の文公)を即位させようと考えていたが、郤芮呂省に説得されて、公子夷吾(後の恵公)を擁立することとなった。

紀元前650年、夷吾が即位し、里克の軍権は削減された。恵公が郤芮を派遣して里克を誅殺しようとしたところ、里克は、自死した。

参考文献 編集