座標: 北緯35度5分35.1秒 東経129度7分37.6秒 / 北緯35.093083度 東経129.127111度 / 35.093083; 129.127111

五六島(オリュクト)は大韓民国釜山広域市にある島の名。釜山湾の湾口に位置し、釜山港に出入りする船から眺められる。港町釜山の象徴とされており、釜山広域市のシンボルマークにも図案化されている。

五六島
各種表記
ハングル 오륙도
漢字 五六島
発音 オリュクト
日本語読み: ごろくとう
英語表記: Oryukdo
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概要 編集

五六島は、陸地に近い順に以下の島々からなる。

  • 又削島(우삭도、32m) - バンペ島(방패섬)・ソル島(솔섬
  • スリ島(수리섬、33m)
  • ソンゴッ島(송곳섬、37m)
  • 窟島(クルソム/굴섬、68m)
  • 灯台島(トゥンデソム/등대섬、28m)

「五六島」の名は、干満によって島の数が5つに見えたり6つに見えたりすることに由来する。又削島は2つの岩峰(それぞれバンベ島・ソル島と呼ばれる)からなるが、海水面近くで繋がっている部分が満潮時に水没するため2つの島に見える。五六島の最も外側にある灯台島には灯台が設置されている。

五六島は、灯台島を除いては無人島である。行政上は南区に属する。海雲台から観光船が出ており、釜山観光の定番のひとつとされている。

「56泥」 編集

釜山の観光名所「五六島」は、韓国の社会問題である「早老早退」の定年に関する俗語「オリュクト(「56泥」と同音である「五六島」をかけた語呂合わせ。56歳まで働くと泥棒の意)」の由来にもなっている。韓国語で「サオジョン」(45定と同音である西遊記の沙悟浄をかけた語呂合わせ。45歳定年の意)共に用いられている[1]

脚注 編集

  1. ^ asahi.com : 国際 : AAN”. www.asahi.com. 2023年7月27日閲覧。

関連項目 編集