阿青(あせい、拼音: ā qīng)は、金庸武俠小説越女剣』に登場する女性。本来「越女」という名は後漢時代に著された『呉越春秋』「句践陰謀外伝」で主に語られる女性。呉越春秋以外に三国志演義の著者羅漢中の作「平妖伝」にて水滸伝にも登場する九天玄女が地上に現れた姿として登場したり、清の時代に蔡元放によって書かれた長編小説「東周列国志」に登場する。

金庸小説の登場人物
阿青
姓名 不明
小説越女剣
師父 白猿
武術
得意技 越女剣法
武器 竹棒
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生涯 編集

時代としては、春秋戦国時代の人物越女。羊飼いの少女。作中で姓は明らかにされていないが「阿青」と呼ばれている。「阿」は姓でなく、中国文化圏における愛称の一種。「阿青」を日本語で訳せば、「青ちゃん」といった意味合いになる。

竹棒を振り回す一頭の白猿と遊んでいるうちに、いつの間にか無敵の「越女剣」を習得していた。その後、呉国の剣士たちが町で暴れ、阿青に狼藉を働こうとしたとき、「越女剣」で見事に撃退。その剣法の極意を知りたい越の宰相范蠡に優しくされるうちに、范蠡に愛情を抱くようになる。

演じた女優 編集