陽春

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陽春(ようしゅん)は、春の盛りの意味。春という季節は、万物をはぐくみ育てる、それにもにた君主の慈愛恩恵を、暗に意味する。「楚辞」の「九弁」に、「恐らくは溘死して陽春を見るを得ざらん」(恐らくは忽ち死んで春を見られぬであろう)という句が、君主から放逐されて絶望の意中を述べたところに見える[1]

脚注 編集

  1. ^ 青木正児 (1957). 新訳楚辞. 春秋社