青木 次生(あおき つぎお、1932年6月27日[1] - )は、日本の英文学者京都大学名誉教授

人物 編集

長野県生まれ。1955年信州大学教育学部英語科卒業、フルブライト奨学生としてイェール大学で1956年まで学ぶ。京都女子高等学校教諭、1959年京都大学大学院文学研究科英文科修士課程修了、姫路工業大学講師、1964年京大教養部助教授、1969年文学部助教授、1980年教授、1991年定年退官、名誉教授甲南女子大学教授、2001年『ヘンリー・ジェイムズ』で文学博士京都大学)の学位を取得。2005年甲南女子大退職。

ヘンリー・ジェイムズを専門とし、後期三部作を訳した。

著書 編集

  • 『ヘンリー・ジェイムズ』(芳賀書店) 1998.11

翻訳 編集

  • 『使者たち』(ジェイムズ、工藤好美共訳、講談社、世界文学全集) 1968、のち単独改訳『大使たち』上・下(岩波文庫) 2007
  • 『ヘンリー・ジェイムズ 円熟期の研究』(F・O・マシーセン、研究社出版) 1972
  • 『鳩の翼』(ジェイムズ、講談社、世界文学全集) 1974、のち改訳(講談社文芸文庫)上・下 1997
  • 『アメリカ印象記』 (ジェイムズ、研究社出版、アメリカ古典文庫10) 1976 - 解説大橋健三郎
  • 『メイジーの知ったこと』(ジェイムズ、あぽろん社) 1982.6
  • 『評論・随筆』(国書刊行会、ヘンリー・ジェイムズ作品集8) 1984.1
  • 『檻の中』(国書刊行会、ヘンリー・ジェイムズ作品集2) 1984.9
  • 『金色の盃』(ヘンリー・ジェイムズ、あぽろん社) 1989.8、のち改訳 上・下(講談社文芸文庫) 2001

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ 『著作権台帳』