音響族(おんきょうぞく)とは、自動車の後方にあるラゲッジスペース(トランク)に大型スピーカーサブウーファーなどの音響機器を搭載し、大音量で音楽を鳴らす人々のことである。

もとは純正スピーカー等の音響機器では満足できない場合に、社外製のスピーカーへ換装したり、大型のサブウーファーを搭載するアップグレードだったが、それらがさらに過激に進化したものだとされている。

音響族には、「内向き」と「外向き」が存在する。 それは、スピーカーの向きである。 スピーカーの表側が車内の方向に向いていたら「内向き」、 スピーカーの表側が車内とは反対方向に、外に向かっている場合が「外向き」である。

発祥は、1990年代と言われている。

大黒パーキングエリアみなとみらいなどの、自動車に関わりが深い場所に多く見られる。

そのほかにも、渋谷のハロウィンや大規模な花火大会等のイベントなどの際によく見られる。

自動車の祭典である東京オートサロン大阪オートメッセなどの出展車両の中にも数多く確認できるため、文化としてかなり根強く残っている。

近年では、音楽による騒音被害・路上駐車による交通への影響が問題視されており、一部自治体では暴走族と同様排除の対象になっている。

1990年代には「日本音圧協会」という団体が存在しており、大会などのイベントではALIPINEなどの大手企業が協賛していたことがある。

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