香港の埋立地
海の埋め立ては、山の多い香港で、土地面積が限られているのを改善するため、長年行われてきた。最初の埋め立ては、海岸が塩田のための土地に変えられた西漢初期の時代(紀元前206年 - 紀元9年)に行われた。主な埋め立て計画は、19世紀中頃から実施されている[1]。
計画
編集最初に行われたものの1つで、最もよく知られている近代の計画では、建設の第二段階の1890年に行われた、50〜60エーカーの土地の埋め立てがある。これは、香港の植民地時代に行われた最も大がかりな計画の1つである[2][3]。
香港ディズニーランド・リゾート、香港国際空港とその前身・啓徳空港は、全て埋立地に建設された。
さらに、都市の拡張のため、屯門、大埔、沙田、馬鞍山、西九龍、観塘、将軍澳など、数十年にわたって埋立地の上に多くのニュータウンが建設された。
問題
編集ビクトリア・ハーバーの両サイドの、ウォーターフロントの一等地で多くの開発が行われた。これは、以前香港の繁栄の中心だった湾を保護する環境問題や、中環の交通渋滞を引き起こすことになり[4]、さらに土地の不動産と香港政府の共謀も発覚した[5][6]。
環境法
編集香港は、土地開発の増加により、ますます環境問題が加速したビクトリア・ハーバーを保護するため、1996年に湾保護条例を制定した[7]。
ギャラリー
編集-
1970年代後半に開発される沙田ニュータウン
-
香港ディズニーランド・リゾートの建設(2004年10月)
-
香港国際空港(2010年)
関連項目
編集出典
編集- ^ EIA: A survey report of Historical Buildings and Structures within the Project Area of the Central Reclamation Phase III, Chan Sui San Peter for the HK Government, February 2001
- ^ Bard, Solomon (2002). Voices from the past: Hong Kong, 1842-1918. Hong Kong University Press. ISBN 978-962-209-574-8
- ^ Wordie, Jason (April 18, 1999). “Land-grabbing titans who changed HK's profit for good”. Hong Kong Standard 2011年12月4日閲覧。
- ^ “Courts protect our imperiled waterway - at least for the time being”. Hong Kong Standard. (August 14, 2006) 2007年3月23日閲覧。
- ^ DeGolyer, Michael (March 15, 2007). “Commentary: Just Looking for Answers”. Hong Kong Standard 2007年3月23日閲覧。
- ^ Ng, Michael (October 5, 2006). “Lawmaker warns of West Kowloon arts venue glut”. Hong Kong Standard 2007年3月23日閲覧。
- ^ Wallis, Keith (February 12, 1996). “Bill seeks to protect harbour”. Hong Kong Standard 2007年3月23日閲覧。