高密度焦点式超音波治療法

高密度焦点式超音波治療法(こうみつどしょうてんしきちょうおんぱちりょうほう、High Intensity Focused Ultrasound)とは、超音波を利用し、深部にある癌を治療する治療法である[1]。HIFU(ハイフ)とも呼ばれる[2]

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概要編集

超音波を一点に集めることにより、その焦点で高いエネルギーを作る[1]。すると焦点部分は90度程度の高温になるのでその熱とそれによるキャビテーションによって癌を破壊する治療法である[2]。焦点部より5mm離れると温度は50度まで下がるため、病巣のみをピンポイントで破壊でき、また超音波を用いるので被曝などのリスクもない、外科手術と違い組織侵襲がないというメリットがある[1]

ただ、骨や腸管ガスなどインピーダンスが大きく異なるものは超音波を反射するので、肺などの含気臓器を加熱することはできない[3]

既に1950年代に超音波エネルギーを集束して生体局所の組織を焼灼する方法は脳腫瘍の超音波温熱治療として臨床応用されていたが、当時の診断技術は限られていたので現在のように超音波検査CTMRIなどの精度の高い画像診断技術を用いるまでは十分に真価を発揮できずにいた[4]

適応編集

前立腺癌が治療効果が最も高く、特に用いられるが腎臓癌膵臓癌への応用も開発されている[1]

脚注編集

関連項目編集

文献編集

外部リンク編集