」(たか)は、俳誌。1964年7月に東京から創刊。「馬酔木」で活躍していた相馬遷子堀口星眠千代田葛彦古賀まり子藤田湘子らが集まり、湘子を発起人代表とする同人誌として出発。「馬酔木」の衛星誌として馬酔木俳句の新生面開拓・底辺拡大を目的として創刊されたが、「馬酔木」からは「鷹」の活動は認められず、1968年2月に湘子は「馬酔木」同人を辞し、他の発起同人は「鷹」を去る。

以後は湘子の主宰誌となり、有期定型を基盤としつつ個性重視・実力主義の方針で活動。結社内の賞として鷹俳句賞(1966年開始)、鷹新人賞(1973年開始)などを開催し多数の実力派俳人を輩出する。結社活動の活性化を期し、1996年4月号で第二次「鷹」を発足、地方の小句会「五人会」制を導入し結社の体質改革を図った。

2005年4月に湘子が死去し、小川軽舟が二代目主宰に就任、髙柳克弘が編集長に就いた。2006年4月号で通巻500号に到達。

主な参加者 編集

退会者を含む。括弧内は各自の主宰誌。

参考文献 編集

  • 大石悦子 「鷹」 『現代俳句大事典』普及版、三省堂、2008年、320頁
  • 吉野洋子 「鷹」 『現代俳句ハンドブック』 雄山閣、1995年、140頁

外部リンク 編集