黄土の旗幟のもと
『黄土の旗幟のもと』(こうどのきしのもと)は、皇なつきによる日本の漫画作品。『ミステリーDX』増刊「歴史ロマンDX」(角川書店)に連載されていた。
登場人物
編集- 李戴之(りたいし)[2]
- 主人公。字を李信(りしん)、後に李巌(りがん)と名を改める。
- 重税で飢える民を救済し、人望が厚い挙人。暴力で物事を解決することを嫌う。妻・淑艶は、反乱軍と見なされている李自成の軍に加わることに反対し、首を吊って自殺してしまう。
- 紅娘子(こうじょうし)[2]
- 盗賊や民を苦しめる役人を懲らしめる義侠心に溢れる娘。李信が軍に入ったのを機に自らも軍に入った。
- 李侔(りぼう)
- 字を斉修(さいしゅう)。李信の実弟。
- 宋(そう)
- 杞県を治める地方官。困窮に喘ぐ民たちの減税を訴える声に耳を貸さない。
- 李自成(りじせい)
- 通称・闖将(ちんしょう)。新しい国作りを考えており、民衆の人望厚い李信を自軍に招く。
- 郭鵬樹(かくほうじゅ)
- 洛陽の通伴[3]。李信の親友であり、淑艶の兄。李信が李自成の軍に入ったという噂は間違いで、人質に取られているのだと思い、自成に降伏を促しに軍へ赴く。