黒薙駅

日本の富山県黒部市にある黒部峡谷鉄道の駅

黒薙駅(くろなぎえき)は、富山県黒部市宇奈月町音澤にある黒部峡谷鉄道本線

黒薙駅*
宇奈月駅側のホーム端より
くろなぎ
Kuronagi
宇奈月** (6.5 km)
(7.8 km) 鐘釣***
所在地 富山県黒部市宇奈月町音澤
北緯36度47分11.7秒 東経137度37分29.1秒 / 北緯36.786583度 東経137.624750度 / 36.786583; 137.624750 (黒薙駅*)座標: 北緯36度47分11.7秒 東経137度37分29.1秒 / 北緯36.786583度 東経137.624750度 / 36.786583; 137.624750 (黒薙駅*)
所属事業者 黒部峡谷鉄道
所属路線 黒部峡谷鉄道本線
キロ程 6.5 km(宇奈月起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1953年11月16日
* 後曳駅から改称
**宇奈月駅~当駅間に柳橋駅・森石駅(専用駅)あり
***当駅~鐘釣駅間に笹平駅・出平駅・猫又駅(専用駅)あり
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歴史 編集

  • 1927年昭和2年) - 日本電力の専用鉄道として線路が開通。通称「後曳駅」。元来、林道であったものを鉄道としたのである。ちなみに柳河原発電所の本体が完成した年である。
  • 1953年(昭和28年)11月16日 - 関西電力により、後曳駅(あとびきえき)として旅客駅が開業[1]
  • 年月日不明 - 黒薙駅に改称[1]
  • 1971年(昭和46年)
    • 5月4日 - 黒部峡谷鉄道が設立[2][3]、同社の駅となる。
    • 7月1日 - 黒部峡谷鉄道が運行を開始。

駅構造 編集

単式ホーム1面1線を有する地上駅で、行き違い設備のない有人駅。一般旅客駅であるが、関西電力の専用列車も停車する(専用列車への一般旅客の乗降はできない)。プラットホームの一部は黒薙川に架かる鉄橋「後曳橋」の上にある。当駅から欅平駅の区間は中部山岳国立公園の特別地域となる。

見通しが悪いため駅員が配置されているが、乗車券の販売業務は行っていない。また、当駅発の乗車券の事前予約もできない。この駅から利用する旅客は、係員から利用車両の等級が記された乗車駅証明書を受け取り、着駅で精算する。

黒薙川上流の黒薙第二発電所および新黒薙第二発電所、二見取水堰堤へ向かう関西電力黒部専用鉄道の黒薙支線が分岐しており、ホームから支線のトンネルが見える。このトンネルは列車の運行回数が少ないので、以前は駅員の許可を受けることにより、このトンネルを黒薙温泉への近道として使用することができたが、2009年以降は保安上の理由で、一般旅客の立入りは一切できなくなった。

駅周辺 編集

 
黒薙温泉への階段

隣の駅 編集

黒部峡谷鉄道
本線
関西電力専用列車
森石駅 - 黒薙駅 - 笹平駅
旅客列車
宇奈月駅 - 黒薙駅 - 鐘釣駅
関西電力黒部専用鉄道
黒薙支線
関西電力専用列車
黒薙駅 - 二見

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図帳 6号北信越』 新潮社 2008年10月18日 p.39
  2. ^ 黒部峡谷鉄道、創立50周年 - ヘッドマーク掲出、記念乗車券も発売”. マイナビニュース (2021年4月15日). 2021年10月22日閲覧。
  3. ^ “「同い年」の2人 一日駅長 黒部峡谷鉄道 創立50年記念”. 北陸中日新聞Web. (2021年5月5日). オリジナルの2021年5月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210506230223/https://www.chunichi.co.jp/article/248237 2021年10月22日閲覧。 

関連項目 編集

外部リンク 編集