龍泉寺 (熊谷市)

埼玉県熊谷市にある真言宗豊山派の仏教寺院

龍泉寺(りゅうせんじ)は、埼玉県熊谷市にある真言宗豊山派寺院日本三大厄除け開運大師の一つ。埼玉厄除け開運大師(さいたまやくよけかいうんだいし)の通称で広く知られる。

龍泉寺
所在地 埼玉県熊谷市三ケ尻3712
位置 北緯36度9分6.8秒 東経139度18分50.4秒 / 北緯36.151889度 東経139.314000度 / 36.151889; 139.314000座標: 北緯36度9分6.8秒 東経139度18分50.4秒 / 北緯36.151889度 東経139.314000度 / 36.151889; 139.314000
山号 少間山
院号 観音院
宗派 真言宗豊山派
本尊 不動明王
創建年 不詳
別称 埼玉厄除け開運大師
札所等 関東八十八カ所霊場第83番札所、武州路十二支霊場子年第1番札所、ぼけ封じ関東三十三観音霊場第29番札所、忍三十四観音霊場第29番札所
文化財 松図格天井画 崋山筆、龍泉寺本訪瓺録、紙本淡彩双雁図(以上、埼玉県指定有形文化財)
公式サイト 埼玉厄除け開運大師
法人番号 7030005013285 ウィキデータを編集
龍泉寺の位置(埼玉県内)
龍泉寺
龍泉寺
龍泉寺 (埼玉県)
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歴史 編集

創建年代は不明である。当寺公式サイトでは「1200年の歴史を持ち、平安時代には弘法大師空海も当寺を訪れています。」としていることから、空海在世以前から存在していたものと推測される[1]

当寺は「厄除け金色大師」と「開運金色大師」の両大師像を安置する唯一の寺であり、厄除けと開運の両方のご利益があるとされ、毎年多くの参拝者が訪れる。この両大師像の他にも多くの仏像を安置している[1]

また当寺は渡辺崋山ゆかりの寺でもある。崋山は三河国にあった田原藩家老であったが、田原藩はかつて当地三ケ尻村を領有していたことがあり、旧領の地誌を編纂するために三ケ尻村を訪れていた。その際に当寺の天井画を描いたのである。この天井画は現在、埼玉県の文化財に指定されている[1][2]

文化財 編集

  • 松図格天井画 崋山筆(埼玉県指定有形文化財 昭和30年11月1日指定)[3]
  • 龍泉寺本訪瓺録(埼玉県指定有形文化財 昭和30年11月1日指定)[4]
  • 紙本淡彩双雁図(埼玉県指定有形文化財 昭和35年3月1日指定)[3]

交通アクセス 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c 埼玉厄除け開運大師のご紹介龍泉寺
  2. ^ 花井泰子、花井敬、青木忠雄 著『さいたま寺社めぐり 夫婦で訪ねた四季の寺社76選』幹書房、1999年、20-21p
  3. ^ a b 埼玉県文化財目録埼玉県、54p
  4. ^ 埼玉県文化財目録埼玉県、68p

参考文献 編集

  • 花井泰子、花井敬、青木忠雄 著『さいたま寺社めぐり 夫婦で訪ねた四季の寺社76選』幹書房、1999年

関連項目 編集

外部リンク 編集