7 ワールドトレードセンター

7 ワールドトレードセンター英語: Seven World Trade Center, 7 WTC)は、ニューヨークワールドトレードセンターを構成する超高層ビルのひとつである。旧ビルは2001年9月11日アメリカ同時多発テロ事件で倒壊し、その後、2006年に現在のビルが完成した。

7 World Trade Center
南東から見た7 ワールドトレードセンター
南東から見た7 ワールドトレードセンター
概要
用途 オフィス
所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン区グリニッジ通り250号
座標 北緯40度42分48秒 西経74度00分43秒 / 北緯40.7133度 西経74.0120度 / 40.7133; -74.0120座標: 北緯40度42分48秒 西経74度00分43秒 / 北緯40.7133度 西経74.0120度 / 40.7133; -74.0120
着工 2002年
完成 2006年
開業 2006年5月23日
高さ
構造 743 ft (226 m)[1]
屋上 741 ft (226 m)[2]
最上階 679 ft (207 m)
技術的詳細
階数 52階[2][3][4]
床面積 1,681,118 sq ft (156,181 m2)
エレベーター数 29
設計・建設
建築家 デイヴィッド・チャイルズ英語版 (SOM)
開発業者 シルバースタイン・プロパティーズ英語版
構造技術者 WSP Cantor Seinuk
ウェブサイト
Office Buildings - Skyscrapers
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旧ビル編集

 
ツインタワーの左後ろにある赤茶色のビルが7 ワールドトレードセンターの旧ビル

7 ワールドトレードセンターは1987年に完成した。47階建てで、赤い花崗岩の外観のビルであった。最大の入居者はソロモン・ブラザーズ。ワールドトレードセンター・プラザとはペデストリアンデッキで結ばれていた。

2001年9月11日、7 ワールドトレードセンターはアメリカ同時多発テロ事件による付近の1 ワールドトレードセンターの崩壊による残骸で相当なダメージを受けた。残骸はビルの下部の複数階に引火し、午後を通して制御ができなくなるまでに燃え続けた。ビル内部の消火施設は火を抑えるには水圧が低かった。内部の重要な柱が曲がって周囲の柱のカスケード障害を引き起こした時に倒壊が始まり、午後5時20分33秒に屋上のペントハウスが崩れたことで外部から初めて崩壊していることが判るようになった。連邦緊急事態管理庁はこれによりビル全体の連鎖的な層崩壊が午後5時21分10秒に始まったとしている[5]:23が、国立標準技術研究所による2008年の報告書では最終的に崩壊した時間を午後5時20分52秒としている[6]:19, 21, 50–51。このビルの崩壊による死者は出なかった[7]

旧7ワールドトレードセンターは火災が主原因となって崩壊したことが判っている初めての鋼鉄製超高層ビルとなった[8][9]直接航空機が衝突したわけではない本ビルが崩壊したことについて疑問を呈する声もあるが、火災の熱で鉄骨の強度が落ちていたのに加えて、ツインタワーの崩壊による破片の直撃や大地震を上回る猛烈な縦揺れの影響で崩壊したとされている[10][11]

なお、ビルの地下には24,000ガロンのディーゼル燃料が発電機へ供給するために貯蔵されていた[12]が、現在ではこの燃料がビルの崩壊に寄与したとは考えられていない[13][14]:2

新ビル編集

新しい7 ワールドトレードセンターの建設は2002年に始まり、2006年に完成した。新WTCでは最も早く完成した建物である。設計は1 ワールドトレードセンターと同じスキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル(SOM)のデイヴィッド・チャイルズ英語版。高さ226m、52階建てである。

新しいビルは鉄筋コンクリートのコアに、広い階段や太い耐火性の柱など安全面に配慮した構造となっている。新しいビルにはムーディーズABNアムロ銀行が入居した。

出典編集

  1. ^ 7 World Trade Center - The Skyscraper Center”. Council on Tall Buildings and Urban Habitat. 2013年12月8日閲覧。
  2. ^ a b 7 World Trade Center, Skidmore, Owings & Merrill
  3. ^ Building Tenants, Silverstein Properties
  4. ^ World Trade Center Tour, Council on Tall Buildings and Urban Habitat (CTBUH)
  5. ^ Gilsanz, Ramon; Edward M. DePaola; Christopher Marrion; Harold "Bud" Nelson (May 2002). “WTC7 (Chapter 5)”. World Trade Center Building Performance Study. FEMA. http://www.fema.gov/pdf/library/fema403_ch5.pdf 2008年2月17日閲覧。 
  6. ^ “NIST NCSTAR1-A: Final Report on the Collapse of World Trade Center Building 7”. Final Reports of the Federal Building and Fire Investigation of the World Trade Center Disaster. National Institute of Standards and Technology. (November 2008). http://ws680.nist.gov/publication/get_pdf.cfm?pub_id=861610 2011年7月11日閲覧。 
  7. ^ Lipton, Eric (2008年8月21日). “Fire, Not Explosives, Felled 3rd Tower on 9/11, Report Says”. The New York Times. ISSN 0362-4331. https://www.nytimes.com/2008/08/22/nyregion/22wtccnd.html 2017年3月21日閲覧。 
  8. ^ Questions and Answers about the NIST WTC 7 Investigation”. National Institute of Standards and Technology (2010年5月24日). 2010年8月26日閲覧。
  9. ^ Rudin, Mike (2008年7月4日). “9/11 third tower mystery 'solved'”. BBC News. http://news.bbc.co.uk/2/hi/7485331.stm 2014年9月11日閲覧。 
  10. ^ Final Report on the Collapse of World Trade Center Building 7(英文、PDFファイル)(アメリカ国立標準技術研究所)
  11. ^ 世界貿易センター(WTC)の崩壊にともなう周辺建物の崩壊に関する考察(防衛大学耐衝撃工学研究室)
  12. ^ Milke, James (Spring 2003). “Study of Building Performance in the WTC Disaster”. Fire Protection Engineering. オリジナルのFebruary 12, 2008時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080212014926/http://fpemag.com/archives/article.asp?issue_id=14&i=183&p=1 2008年2月17日閲覧。. 
  13. ^ See:
  14. ^ National Construction Safety Team Advisory Committee. “Meeting of the National Construction Safety Team Advisory Committee, December 18, 2007”. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。

関連項目編集