BOR-4
概要編集
ブラン計画の一環で開発されたリフティングボディの実験機でMiG-105の縮小版で炭素繊維強化炭素複合材料による耐熱タイルが下面に貼られている[1]。
翼の内部空洞は胴体上にタイルを保持するフェルトと同じ多孔質物質で満たされ、そして水を含むとする特別な組成物を含浸させて再突入時に蒸気を放出して構造体を冷却した[1]。降下時には高度30 kmで、BOR-4は減速するために螺旋状に滑空して高度7500mでパラシュートを展開して7-8 m/秒で着水した後、円錐形のフロートを展開する[1]。リフティングボディ機の大気圏突入時の貴重なデータが取得されたものの、以降に打ち上げられたBOR-5やブランに十分に成果が反映されたとは言い難い。