Beppin (雑誌)

日本の雑誌
Beppinから転送)

Beppin(ベッピン)は、英知出版から出版されていたアダルト雑誌

概要 編集

英知出版が『ビデオボーイ』に続き、1984年に創刊した月刊誌。6月号が「創刊デビュー号」の第0号、8月号が第1号となる。コンビニエンスストアの雑誌コーナーで目立つよう、大きめのL判サイズとされた。創刊号では武田久美子原田知世などアイドルのグラビア中心だったが、やがてヌードグラビアが多くなり、英知出版と同じく山崎紀雄が社長を勤める[1]宇宙企画のAV女優が多数登場した。モデル、写真、印刷とレベルが高く、他のアダルト雑誌とは一線を画していた[2]

姉妹誌が多く生まれ、翌年には『デラべっぴん』が創刊。当初は『Beppin』のグラビアを使い回していたが、独創的な企画でサブカルチャー誌としての一面も持った。1986年に中高生の水着中心の『すっぴん』、1990年に『Beppin School』が創刊された。

最盛期には28万部の発行部数となる。後に月2回(1日・15日)発行。

1994年11月、わいせつ図画販売容疑で摘発され、12月に書類送検された[3]。有害図書に指定され休刊。翌1995年2月に創刊の『Bejeans』が後続雑誌となった。

グラビアページ 編集

企画 編集

脚注 編集

  1. ^ 阿久真子『裸の巨人 宇宙企画とデラべっぴんを創った男 山崎紀雄』(双葉社、2017年)
  2. ^ 安田理央『日本エロ本全史』(太田出版、2019年)p130。
  3. ^ 朝日新聞1994.11.22朝刊、12.9夕刊。この頃、警視庁では単に陰毛が映っているだけでは摘発は行っていなかったが、『Beppin』12月1日号では女性の陰毛に男性が手や口を寄せていたため、『スコラ』とともに摘発された。安田理央『日本エロ本全史』p131。

関連項目 編集