CX-Checker(シーエックスチェッカー)は、C言語ソースコードを解析してコーディング規約に違反している部分を検出するコーディングチェッカーである。コーディング規約を柔軟にカスタマイズすることができ、プロジェクトに固有のコーディングルールなど、既存のコーディングチェッカーではチェックできない独自のルールもチェックさせられるのが特徴である。

概要 編集

CX-Checkerは標準的ルールセットとして、MISRA Cの127個のルールのうち88個のルールを持っている。また、開発チームごとのオリジナルルールを実装することができる。ルールの実装方法は、その複雑さに合わせて

  • XPathを用いた実装方法
  • ルール記述用APIを用いた実装方法
  • DOMを用いた実装方法

の3つが提供されている。

C言語ソースコードの解析にはSapidを利用し、CX-modelと呼ばれるXML表現の解析結果を使っている。

CX-Checkerは、2007年から実施された名古屋大学愛知県立大学南山大学文部科学省助成 先導的ITスペシャリスト育成推進プログラムの一環として、アイシン精機(現:アイシン)と共同で開発、公開された。

参考文献 編集

外部リンク 編集