Copilotキー(コパイロットキー、: Copilot Key)は、パーソナルコンピュータ(パソコン)のキーボードに配置されているキーのうち、キートップにMicrosoft Copilotロゴマークが描かれたキー。

Lenovo Legion 7i のCopilotキー(中央)。メニューキーから置き換わっている。

概要

編集

2024年1月4日に、Windows 11を搭載したパソコンへのCopilotキーの導入が発表された[1]。これは、1994年Windowsキーの導入以降約30年ぶりとなるWindows PCのキーボードの大幅な変更である[1][2][3]。キーボードへの搭載位置は明確に決められておらず、実装位置はメーカーに委ねられる[4]

「Surface Pro 10」と「Surface Laptop 6」で、Surfaceシリーズとしては初めて、キーボードにCopilotキーが追加された[5]。順次Copilotキーが搭載されたノートパソコンがリリースされている。

内部的には「左Shift」+「Windowsキー」+「F23」を同時に入力する仕組みとなっており、新たなスキャンコードは割り当てられていない[6]

Microsoft Copilotは Win+Cのショートカットキーでも起動できるが、このショートカットキーは廃止予定[7]

使用

編集

押すとMicrosoft Copilotを起動する。Copilotが使用できないか無効になっている場合、Recallを起動する。それも使用できないか無効になっている場合、Windows サーチを起動する[8]。長押しで音声ディクテーションとなり、Copilotへの質問などを行える機能が搭載される予定[8]

個人用設定から起動するアプリケーションを自由に変更することができる[9]

脚注

編集

出典

編集
  1. ^ a b Blog, Windows Experience (2024年1月4日). “Introducing a new Copilot key to kick off the year of AI-powered Windows PCs” (英語). Windows Experience Blog. 2024年9月29日閲覧。
  2. ^ Warren, Tom (2024年1月4日). “Microsoft’s new Copilot key is the first big change to Windows keyboards in 30 years” (英語). The Verge. 2024年9月29日閲覧。
  3. ^ 株式会社インプレス (2024年1月4日). “Windowsキーはそのままに「Copilotキー」が追加?次期Surfaceで採用予定”. PC Watch. 2024年9月29日閲覧。
  4. ^ ASCII. “マイクロソフト30年ぶりのキー追加は“生成AI推し”の象徴だ (1/4)”. ASCII.jp. 2024年9月29日閲覧。
  5. ^ Microsoft、Copilot搭載の法人向け「Surface Pro 10」と「Surface Laptop 6」発売へ”. ITmedia NEWS. 2024年9月29日閲覧。
  6. ^ Avram Piltch (2024年4月3日). “Windows Copilot key is secretly from the IBM era — but you can remap it with the right tools” (英語). Tom's Hardware (en:Tom's Hardware. 2024年10月26日閲覧。
  7. ^ Blog, Windows Insider (2024年6月14日). “Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22635.3785 (Beta Channel)” (英語). Windows Insider Blog. 2024年9月29日閲覧。
  8. ^ a b Windows で Copilot を起動する方法 | Dell 日本”. www.dell.com. 2024年9月29日閲覧。
  9. ^ Windows 11 Build 22635.4225リリース、Copilot キーで任意のアプリが起動可能に”. TECH+(テックプラス) (2024年9月24日). 2024年9月29日閲覧。

関連項目

編集