DMFフォーマット
DMFフォーマット (Distribution Media Format)は、マイクロソフトがソフトウェアの配布用に開発したフロッピーディスクのフォーマットである。3.5インチのディスクに、標準的な1440 KBより多い1680 KBのデータを保存することができた。DMF形式のディスクを読み書きするにはソフトウェアに特別なサポートが必要なので、ソフトウェアのコピーが難しくなるという効果もあった。最初にDMFで配布されたマイクロソフトのソフトウェアは、Microsoft Office 4.xの"c"リビジョンである。CABファイルを使用した最初のソフトウェア製品でもあった。
DMFと標準的な1440 KBの比較を下に示す:
1440 KB | DMF | |
---|---|---|
トラック数 | 80 | 80 |
1トラックあたりのセクタ数 | 18 | 21 |
クラスタサイズ | 512 バイト | 1024 バイト または 2048 バイト |
ルートディレクトリエントリ | 224 | 16 |