Cannone da 90/53 modello 39は、イタリア王国のアンサルド社が設計開発した、口径90mmの高射砲である。最初の試作品は1939年に完成し、同年にイタリア王国陸軍に制式採用され量産が開始された。

Cannone da 90/53 modello 39
種類 対空砲
原開発国 イタリア王国の旗 イタリア王国
運用史
配備期間 1939年~?
配備先 イタリア王国の旗 イタリア王国
ナチス・ドイツの旗 ドイツ国
関連戦争・紛争 第二次世界大戦
開発史
開発期間 1939年
製造業者 アンサルド
製造数 539門
諸元
重量 8,950kg(牽引状態)
6,240kg(戦闘状態)
全長 3.34m
銃身 4,736mm
要員数

口径 90mm
砲尾 水平鎖栓式
反動 液気圧式駐退復座器
砲架 四脚式砲架
仰角 0°~+85°
旋回角 360°
発射速度 19発/分
初速 830m/秒
最大射程 12,000m(対空射撃時)
17,400m(対地射撃時)
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この砲はドイツの8.8 cm FlaK 18/36/37と同様に、対戦車砲としても高い性能を発揮した。このため、1943年のイタリア無条件降伏後はドイツ国防軍に接収され、9 cm Flak 41(i)もしくは9 cm Flak 309/1(i)の鹵獲兵器コードを与えられた。一部はドイツ本土の防空のためにドイツへ送られたが、接収された砲の大半はイタリア戦線で運用された。

車載

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Da 90/53はM14/41中戦車の車体に搭載したセモヴェンテ da 90/53自走対戦車砲の主砲として用いられたほか、トラックの荷台部分に火砲を搭載したAutocannoneとしても運用されており、積載用のトラックにはランチア 3Roイタリア語版[1]ブレダ52イタリア語版[2]が用いられた。

登場作品

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R.U.S.E.
イタリアの対空・対戦車砲として登場。

出典

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  1. ^ ITALIE 1935-45 Autocannone da 90/53 sur Lancia 3Ro
  2. ^ ITALIE 1935-45 Autocannone Da 90/53 sur Breda 52

関連項目

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外部リンク

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