Dr.Tommy
Dr.Tommy(ドクター・トミー)は、兵庫県姫路市出身の日本の男性歌手、音楽プロデューサー、DJ、作詞家、作曲家、編曲家、ラッパー、ダンサー、振付師、俳優。株式会社ゴールデン・ガッツィー代表取締役。本名:平田朋久(ヒラタトモヒサ)。旧姓:河野(カワノ)。1998年よりインディーズ・レーベル”GOLDEN GUTSY RECORDS”を主宰[1]。
略歴
編集日本のヒップホップの草分け的存在であり、近田春夫らとのビブラストーンのMC&ボーカルとしての活動が有名である[2]。
2016年7月末、兵庫県姫路市にD.J. BAR「MUSIC BAR & ART GALLERY」"TORUS D.J.BAR"をプロデュース[2]。
80年代初頭より、日本のクラブ音楽シーン黎明期から現在まで常にその先端、中心部にいてシーンを創り、支えている一人。ボーカリスト、DJ、音楽プロデューサー、作詞、作曲、編曲まで手掛けるコンポーザー、リミキサー、トラックメーカー、ナレーター、コリオグラファー、モデル、俳優など様々な顔を持つ。1978年よりミュージシャンとしての活動と共に、1980年よりDJ活動も開始。1983年にはHIPHOP DANCE CREW "B★5 CREW"を結成し、初代リーダーとして活動。数々のショーにも出演し、タレントや歌手やバンドなどの振り付けや、東映の映画「ビッグマグナム黒岩先生」のブレイクダンス指導も担当。日本テレビでの生放送番組「鶴ちゃんのプッツン5」にレギュラー出演し、天気予報をラップで行うという異色コーナー"HIPHOP天気予報"のラッパーとしても人気を博す。1984年にキングレコードからデビューしたNEW WAVE FUNK BAND "AFRIKA"のボーカリストを経て、近田春夫らと共に結成して1987年3月より活動を開始したHIPHOP BAND "VIBRASTONE"のMC&ボーカリストとしても知られ、1991年にPONY CANYONからデビューして数作のアルバムとシングル作品などをリリース。C+C MUSIC FACTRY、Bootsy's Rubber Band、Fishbone、FFF、など多くの海外アーティストとの共演を含め、アメリカではNYでのNew Music Seminorや、フランスでは全国ツアーをはじめレンヌミュージックフェスティバルにも出演、日本では横浜でのWorld of Music, Arts and Dance(WOMAD)に出演したりする他、国内外で精力的にライブ活動も行いつつも1995年に脱退。また多くのCM作品の他、小泉今日子、桐島かれん、バナナフリッターズ、GIRLS BE、hide(X-JAPAN)、Flea、Jephte Guillaume、Groove Collective、黒人映画監督としても知られるMelvin Van Peeblesなどの他、多くのアーティストとのコラボレーション作品も数多く手掛け、デジタルグルーブ歌謡曲、 Jungle Oasis inc、Ecstasy Boys、D.T.Constructionでのシングルやアルバム作品など、プロデュース作品やリミックス作品も多く、国内外の数多くのアーティストとの共演は勿論、Mo'WAX、STricTLY RHyTHM、ATTIC、などの海外レーベルからも作品がリリースされている。DJとしても国内外問わずSpinして来たClub PartyやEventは数知れず、2015年に開店36年を迎えて惜しまれつつも閉店してしまった老舗クラブ西麻布328をはじめ、数多くのClubやPartyでレジデントDJを務め、"D.T.Construction"や"Ecstasy Boys"などのメンバーとしての活動の他、1998年より自らレコードレーベル"Golden Gutsy Records"を主宰。東京都内を中心に、各地のクラブなどでの様々なPartyやEventでのDJやライブ活動を勢力的に行っている。また、2010年にSFアニメ映画"REDLINE"のサントラリミックスを手掛け、2011年には山本政志監督による映画「スリー☆ポイント」の映画音楽を担当。そして、2011年の夏に発売された久保田麻琴プロデュースによるAWA GROOVES & REMIXES "ぞめき四"にもD.T.Construction名義で参加。2010年にはDJとしての活動も30周年を迎え、2012年にかけてのDJ活動30周年ツアーの中、「いのちの祭り」、「高野山1000年祭り」などにも参加。2012年9月に公開された山本政志監督作品映画「アルクニ物語」や、2013年春に公開された山本政志監督の新作長編映画「水の声を聞く」のプロローグ篇及び、2014年〜2015年に公開された本編の映画音楽も担当している。2013年10月〜11月にはヨーロッパやカリブの島々に1ヶ月以上に渡り、フランスのミクスチャーFUNKバンド"FFF"のベーシストでもあるNIKTUS達との新ユニット"deep papa"のレコーディングを兼ねてのLIVE&DJツアーを敢行。2014年7月にはマキシシングル"deep papa"をリリース。2015年には"TOKYO COWBOYS"による映画「Till Death」への挿入曲を担当。更に"岩崎工(TAKUMI Iwasky)"のソロシングル曲"Shake! Shake! Shake!"のRemixや"KICK&TURN"のRemixをD.T.Construction名義で手掛けるなど、現在も自身のレーベルからのリリースは勿論、海外のレーベルからも楽曲やRemix作品などのニューリリースをマイペースに続けながら更に活動の幅を広げている。2016年8月には故郷の兵庫県姫路市(世界文化遺産&国宝「姫路城」の城下町の塩町の西端)にソーシャルカフェスタイルのD.J. BAR & ART GALLERY "TORUS D.J.BAR"をプロデュース。2017年4月にロードショー公開された奥田庸介監督作品映画「ろくでなし」のクラブシーン音楽を担当。2020年にDJ活動も40周年を迎え、11月に公開された山本政志監督作品映画「脳天パラダイス」への出演及び楽曲提供、2021年12月にはEcstasy Boysの1994年にavexからリリースされたアルバム"Moon Dance"のリマスターを手掛け、そのアルバムが2022年2月23日に世界初アナログレコード化されて2LP帯付きでリリースされる。更に2003年より自らレジデントDJとして様々なCLUBやBARなどの店舗にて開催されているレジデントパーティー"FUTUREDELIC NIGHT"を主宰している。
人物
編集姫路市立城巽小学校(現・姫路市立白鷺小学校、姫路市立白鷺中学校、兵庫県立姫路西高等学校卒業。神戸大学法学部中退、國學院大學法学部法律学科中退。P-Funkuniversity卒業。