EPSNゾーン: EPSNzone)は、かつてウォルト・ディズニー・カンパニーディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツ)が運営していたレストランエンターテインメント施設[1]である。

ESPNゾーン
ESPNzone
種類 子会社
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州ロサンゼルス
設立 1998年7月11日
業種 サービス業
事業内容 エンターテインメント
代表者 アートレ・ヴィット
所有者 ウォルト・ディズニー・カンパニーディズニー・リージョナル・エンターテイメント
テンプレートを表示

概要 編集

1996年アメリカウォルト・ディズニー・カンパニーABC買収し、ESPNはディズニー傘下となった。その後、ディズニーの会長兼CEOであったマイケル・アイズナーは隔週刊のスポーツ雑誌やESPNをテーマにしたレストラン、ビデオゲーム、ショップなど、さらなるブランド拡張に乗り出した。[2]

ESPNをテーマにした店舗は1997年10月に発表された当初は「ESPNグリル」と呼ばれていたが、その後「ESPNゾーン」へと改名し1998年にはメリーランド州ボルチモアに一号店が開店した。[3]

また、シカゴ店は1999年に同じディズニー・リージョナル・チェーンであるディズニークエストが1ヶ月前にオープンしたノースブリッジ開発地区にオープンした。これを皮切りに全米で3ヶ月ごとに新店舗がオープンする予定だった。

閉鎖 編集

2009年にディズニー・リージョナル・エンターテインメントは「経済環境」を理由として2店舗を閉店した。[4]

2010年には2店舗を除く全店舗が閉店した。ダウンタウン・ディズニー店の運営権は同じくディズニーの子会社であるZone Enterprises of Anaheimに売却した。また、L.A.ライブの店舗はL.A.ライブの複合施設を所有するAnschutz Entertainment Groupに売却した。

また、多くの店舗が閉鎖された後、一号店であるボルチモアのESPNゾーンの従業員は、ディズニーとその現地子会社に対して労働者調整・再訓練予告法(1988年)に違反したとして集団訴訟を起こしている。[要出典]

2017年10月に、ディズニーはディズニーランドリゾートダウンタウン・ディズニーにあるESPNゾーンや他の販売業者を替え、2019年にオープンしたスター・ウォーズ: ギャラクシーズ・エッジと同時にリゾートホテルを建設する計画を発表した(その後キャンセル)[5]。これに伴いダウンタウン・ディズニー店は2018年6月2日に閉店した。

脚注 編集

  1. ^ ESPNゾーン・スタジオストア - ガイド・そのほか (ディズニーランドリゾート)”. Disney-Parks.info. 2019年5月24日閲覧。
  2. ^ Mulligan, Thomas S. (1997年11月20日). “Expansion Team” (英語). Los Angeles Times. 2024年2月18日閲覧。
  3. ^ In the zone - tribunedigital-baltimoresun” (2017年2月3日). 2017年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月18日閲覧。
  4. ^ UPDATED: ESPN Zone in Buckhead closes | Peach Buzz”. web.archive.org (2009年10月4日). 2024年2月18日閲覧。
  5. ^ MARLA JO FISHER (2018年6月1日). “Disney says goodbye to the ESPN Zone concept as the chain’s final restaurant closes in Anaheim” (英語). Orange County Register. 2019年5月24日閲覧。