G2ZT
G2ZTは、ビステトラゾールの一つ。トリメチレントリニトロアミンに匹敵する非常に強力な爆薬であるが、爆発したときのアンモニアやシアン化水素などの有害生成物の発生は少ない。ジニトロアミドアンモニウムまたは硝酸アンモニウムを酸化剤としたとき爆燃によるシアン化水素の生成は減少すると推定される。したがって、この化合物はその支持者から、より環境に優しいニトロアミン塩基爆薬であると考えられている[1]。
G2ZT | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 1025740-53-7 |
特性 | |
化学式 | C6H14N22 |
モル質量 | 394.324 g/mol |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
G2ZTは、ビス(3,4,5-トリアミノ-1,2,4-トリアゾリウム)5,5'-アゾテトラゾレート【bis(3,4,5-triamino-1,2,4-triazolium) 5,5'-azotetrazolate】としても知られる。
出典
編集- ^ Choi, Charles. "Environmentally Friendly Bombs Planned", Live Science, May 27, 2008.
参考文献
編集- Klapötke, Thomas M.; Sabaté, Carles Miró (2008). “Bistetrazoles: Nitrogen-Rich, High-Performing, Insensitive Energetic Compounds”. Chemistry of Materials 20: 3629. doi:10.1021/cm703657k.