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HD 15407Aは、地球からみてペルセウス座の方向に180光年離れた所にあるF5V型主系列星である[1][2]。単にHD 15407とも呼ばれる[1]

HD 15407A
仮符号・別名 HD 15407[1]
星座 ペルセウス座[2]
視等級 (V) 6.95[1]
分類 F5V型主系列星[1][2]
天文学上の意義
意義 初発見の石英が主成分の円盤
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α) 02h 30m 50.65764s[1]
赤緯 (Dec, δ) +55° 32′ 54.2422″[1]
赤方偏移 -0.000041 ± 0.000004[1]
視線速度 (Rv) -12.2 ± 1.1 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: 82.72 ± 0.63 mas/年[1]
赤緯: -97.22 ± 0.63 mas/年[1]
年周視差 (π) 18.28 ± 0.69 mas[1]
距離 180光年[2]
絶対等級 (MV) 3.24
物理的性質
スペクトル分類 F5V[1]
色指数 (B-V) 0.48 ± 0.02[1]
色指数 (V-J) 0,863 ± 0.036[1]
色指数 (V-H) 0.989 ± 0.036[1]
色指数 (J-H) 0.126 ± 0.055[1]
色指数 (H-K) 0.126 ± 0.050[1]
年齢 8000万年[3]
連星系
連星 HD 15407B[1]
別名称
別名称
HD 15407,
GSC 03691-00669,
TYC 3691-669-1,
HIP 11696,
BD+54 561,
2MASS J02305064+5532543,
GC 2994[1]
Template (ノート 解説) ■Project

概要編集

HD 15407Aは、年齢が8000万年と推定されている主系列星である[3]赤方偏移の値はマイナスであり、つまり地球から見て秒速12.2kmで近づいている事になる[1]

HD 15407Aは、K2V型主系列星HD 15407B連星をなしている[1]

塵の環編集

HD 15407Aには塵の環があり、恒星の熱で赤外線を放出している[2][3]2012年赤外線天文衛星あかり赤外線宇宙望遠鏡スピッツァーが塵の環を観測した結果、塵の主成分が石英で構成されていることが分かった[2]。石英が生成されてからの年齢は3000万年から1億年[3]、粒子の直径は1μm程度、重さは最低でも100兆トンであると推定されている[2]軌道長半径は1AUであり、これは地球型惑星が生成された位置に等しい[2]。塵の環から地球型惑星が生成されるのは、1000万年から3000万年程度しかかからないと考えられている[3]

塵の環の成分として一般的に検出されるのは珪酸塩であり、石英が検出される事はほとんどない[2]太陽と似た質量の主系列星の周囲に石英質の塵が見つかり、その量や分布が正確に決まったのは初めての事である[2]。石英は地球型惑星の表面物質としては普通に存在するので、この塵は微惑星同士の衝突で放出された可能性がある[2]

関連項目編集

出典編集