Hanazono Room
Hanazono Room(はなぞのルーム)は、東京都新宿区新宿で株式会社ピースタジオが管理・運営する撮影スタジオ。施設内のプールは「例のプール」という俗称で知られる[1]。
概要編集
本項目のうち、特に注記のない部分は公式サイトの記載に拠った。
賃貸マンション「サンモールクレスト」の9階、10階部分を使用した高級マンション風スタジオで、総床面積は614m2。9階部分には玄関、プールエリア、リビング、バーカウンター付のラウンジなどがあり、10階部分にはカジノを模したプレイルームやバルコニーなどがある。地下1階にはシアターサンモールがある。
このプール付き物件はかつて石坂浩二の自宅であったという噂が流れていたが、石坂によると実際は市川崑が居住した物件であり石坂は下の階に住んでいたという[2]。
プール編集
本スタジオのプールエリアには6.6m×3.2mの温水プール、プールの北側には4m四方のプールサイドがそれぞれ設置されている。プールの東側は開閉式の窓となっている[3]。
東京都区内に立地して撮影に便利であるため、プール部分は、2004年ごろから頻繁にアダルトビデオの撮影に使われている[4]。
このプールは開閉式の窓など容易に識別できる外見を持つことから、アダルトビデオ愛好者には知られた存在で、「あのプール」「例のプール」などと呼ばれていた。その後、2ちゃんねるやニコニコ動画などネット上でもこのプールが話題となるにつれ、次第に「例のプール」という呼称が定着した[5]。Hanazono Roomの公式サイトでも「例のプール」の呼称が使用されている[6]。
2000年代後半以降は、平成仮面ライダーシリーズ(『仮面ライダーW』、『仮面ライダーフォーゼ』)の撮影にも用いられたほか、カプセルトイ「水際のジャミラ」のPVの撮影にも使われた[7]。
脚注編集
注釈・出典編集
- ^ 例のプール研究会 2013, p. 29.
- ^ “石坂浩二“例のプール”に住んでいたのは「市川崑さん」と真相明かす” (日本語). スポーツ報知 (報知新聞社). (2016年4月7日). オリジナルの2016年10月28日時点におけるアーカイブ。 2019年2月26日閲覧。
- ^ 例のプール研究会 2013, p. 63.
- ^ 例のプール研究会 2013, pp. 60-62.
- ^ 例のプール研究会 2013, p. 19.
- ^ “No.136 Hanazono Room「例のプール」”. ピースタジオ. 2020年5月11日閲覧。
- ^ “「例のプールじゃねーか!」水が苦手なジャミラの“衝撃映像”に、違う意味でネットがざわざわ…” (日本語). おたぽる. サイゾー (2015年11月18日). 2016年4月9日閲覧。
- ^ “NHKためしてガッテンに「例のプール」が登場” (日本語). Togetter. 2020年5月14日閲覧。
参考文献・web編集
- “Hanazono Room”. 株式会社ピースタジオ. 2017年10月29日閲覧。
- 例のプール研究会、例のプール研究会(編)、2013、『例のプール』、アスペクト ISBN 9784757222755
座標: 北緯35度41分22.6秒 東経139度42分46.7秒 / 北緯35.689611度 東経139.712972度