艦歴
発注
起工 1912年2月20日
進水 1913年9月3日
就役 1914年3月17日
退役 1923年3月7日
その後 スクラップとして売却
除籍
性能諸元
排水量 水上:392トン、水中:521トン
全長 153 ft 7 in (46.8 m)
全幅 16 ft 8 in (5.1 m)
吃水 13 ft 1 in (4.0 m)
機関 ディーゼル・エレクトリック
最大速 水上:14ノット (26 km/h; 16 mph)
水中:10.5ノット (19.4km/h; 12.1mph)
乗員 士官、兵員28名
兵装 18インチ魚雷発射管4門

K-1 (USS K-1, SS-32) は、アメリカ海軍潜水艦K級潜水艦の1番艦。当初の艦名はハダック (USS Haddock) であった。

艦歴 編集

ハダックは1911年11月17日に K-1 に改名された。1912年2月20日にマサチューセッツ州クインシーフォアリバー造船所で起工する。1913年9月3日にアルバート・ウェア・マーシャル夫人によって進水し、1914年3月17日に艦長E・F・カッツ中尉の指揮下就役する。

半年間の訓練を完了すると、K-1 は1914年10月9日にロードアイランド州ニューポートで大西洋水雷小艦隊第4分艦隊に加わった。1月19日にニューヨークを出航し、フロリダ州キーウェスト沖で水中訓練に従事する。東海岸沿いにほぼ3年の間、作戦活動に従事し潜水艦戦の技術開発を行う。第一次世界大戦が勃発し、ドイツUボートヨーロッパに向かう船団の攻撃を始めると、開発された水中戦の技術は実行に移されることとなった。

K-1 は1917年10月12日にコネチカット州ニューロンドンを出航し、15日後にポンタ・デルガダに到着、アゾレス諸島沖での哨戒を開始する。大戦の間 K-1 はアゾレス諸島沖で哨戒を行い、敵のUボートを探索し水上の攻撃から船団を護衛した。1918年11月11日に休戦協定が成立し、K-1 は12月13日にペンシルベニア州フィラデルフィアに到着、沿岸での活動を再開した。

1919年から23年まで、K-1 はニューイングランドからフロリダにかけての大西洋岸を巡航し、実験活動に従事した。これらの活動で潜水艦技術開発が大いに加速され、新型の聴音装置、バッテリーおよび魚雷の試験が行われた。

1922年11月1日、K-1 はバージニア州ハンプトン・ローズに到着し、そこで1923年3月7日に退役した。その後1931年6月25日にスクラップとして売却された。

外部リンク 編集