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KRSWLocker(通称: カランサムウェア[1])とは、2014年12月16日にシマンテックによって存在が確認されたランサムウェアの一種[2]。この種のマルウェアとしては初めて日本のユーザーを標的としたものである[3][4]

KRSWLocker
作者 0Chiaki
対応OS Microsoft Windows
対応言語 日本語
種別 ランサムウェア
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概要編集

KRSWLockerはランサムウェアTorLockerを日本向けにローカライズしたもので、感染したハードディスク内を暗号化、データの復旧に必要な復号鍵を教える見返りにビットコインを要求するコンピュータウイルスである[3]。感染経路はクラッキングされたまとめサイト。プログラムの基本となったTorLocker(またはTorrentLocker)は、世界中で利用されるランサムウェアの一種であり、アフィリエイトを利用してTorLockerの開発者と利用者の双方に収入がある仕組みとなっている[4][5]

0Chiaki(ゼロチアキ)と名乗るTwitterユーザーが開発者を自称しており、ITジャーナリスト三上洋が0Chiakiに行ったインタビューでは身代金の請求画面が何らかの事情で表示されず、身代金の支払いやファイルの復号ができないなどの状態にあったことが明かされた[3]。0Chiakiを名乗っていた当時17歳の少年は、その後2015年6月30日[6]不正アクセス禁止法違反などの容疑で逮捕されている[7]。 名称は実在する日本の弁護士に由来する[3]

対策編集

シマンテックが発表した対策として、以下のようなものがある[3][4]

  • OS等の各ソフトウェアを最新の状態に保ち脆弱性が悪用されることを防ぐ。
  • セキュリティソフトウェアを使う。
  • 定期的なバックアップをとる。
  • 身代金を支払わない。

脚注・出典編集

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  1. ^ プライバシーを換金する無料サービス、政府が作るウイルス--オンライン「負の問題」”. CNET JAPAN (2015年4月16日). 2015年5月20日閲覧。
  2. ^ 日本を狙ったランサムウェアを確認 TorLockerをカスタマイズ:シマンテック”. ZDNet Japan (2014年12月17日). 2015年5月20日閲覧。
  3. ^ a b c d e 三上洋 (2014年12月19日). “日本語ランサムウェア「犯人」インタビュー”. 読売ONLINE IT&MEDIA. 2016年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月10日閲覧。
  4. ^ a b c 日本のユーザーを狙って設計された TorLockerランサムウェアの亜種”. Symantec (2014年12月16日). 2015年5月20日閲覧。
  5. ^ 日本など極東地域をターゲットにしたランサムウェアが勢力拡大 - Symantec”. マイナビニュース (2015年4月27日). 2015年5月20日閲覧。
  6. ^ 【衝撃事件の核心】お手軽にサイバー攻撃?! 犯罪ツール売る「闇サイト」の拡大で少年も独学で…”. 産業経済新聞社 (2015年7月25日). 2018年10月17日閲覧。
  7. ^ 「身代金要求型ウイルス」作成か容疑の少年を逮捕”. 日本経済新聞 (2015年7月1日). 2015年7月1日閲覧。

関連項目編集