アトラスBロケット
LR-105
用途: 1段
推進剤: ケロシン/液体酸素
開発年: 1957年
大きさ
全高 2.70 m
直径 3.05 m
乾燥重量 ~ 400 kg
推力重量比 85,65:1
性能
海面高度での比推力 ~2160 N.s/kg (220秒)
真空中での比推力 ~3100 N.s/kg (316秒)
海面高度での推力
真空中での推力 386 kN
燃焼室圧力 4,8MPa
設計者
製造会社: ロケットダイン
推進技術者: ???
設計チーム: ロケットダイン

LR-105は1950年代にロケットダインによって開発、生産されたICBMSM-65アトラスロケットの液体燃料ロケットエンジンである。推進剤に極低温で貯蔵する必要のある液体酸素を使用していた為、発射まで時間がかかるため、ミサイル用のエンジンは後年、常温で貯蔵できる推進剤を使用するLR-89に置き換えられた。推進剤の種類は異なるがLR-89と同じガス発生器サイクルを使用し、燃料を循環させることで冷却する再生冷却システムを採用していたので構造は良く似ていた。最終的に2004年まで人工衛星の打ち上げに使用されたアトラスIIまで使用され、LR-105は計570基が生産された。

派生機種 編集

  • LR105-3 - 推力 375 kN
  • LR105-5 - 最も多く使用され計289基が打ち上げに使用された。推力は386 kNでアトラス E/Fに使用された。
  • XLR105-5 -計172基が生産され、推力363 kNでアトラス Dミサイルに使用された。
  • LR105-7 - XLR105-5の増強型。衛星の打ち上げのみに使用され、50基が生産され、推力は386 kN.
  • S-4 - レッドストーンの為の概念のみの増強型の機種。
  • RS-56 OSA - アトラスIIに使用されたもっとも先進的な機種で63基生産された。

関連項目 編集

外部リンク 編集