M70 (天体)
いて座の球状星団
座標: 18h 43m 12.76s, −32° 17′ 31.6″ M70(NGC 6681)はいて座にある球状星団である。
M70 Messier 70 | ||
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球状星団 M70
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仮符号・別名 | NGC 6681[1] | |
星座 | いて座 | |
見かけの等級 (mv) | 9.06[1] | |
視直径 | 8.0'[2] | |
分類 | 球状星団[1] | |
発見 | ||
発見日 | 1780年8月31日 [3] | |
発見者 | シャルル・メシエ[2] | |
発見方法 | 望遠鏡による観測 | |
位置 元期:J2000.0[1] | ||
赤経 (RA, α) | 18h 43m 12.76s[1] | |
赤緯 (Dec, δ) | −32° 17′ 31.6″[1] | |
赤方偏移 | 0.000730[1] | |
視線速度 (Rv) | 218.7 km/s[1] | |
固有運動 (μ) | 赤経: 3.84 ミリ秒/年[1] 赤緯: -5.78 ミリ秒/年[1] | |
距離 | 29,300 光年[2](約8.98kpc) | |
M70の位置
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物理的性質 | ||
直径 | 約68 光年[2] | |
他のカタログでの名称 | ||
Mel 211 | ||
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
概要
編集1781年に刊行されたメシエカタログ第2版の最後の天体である。1997年に広く観測されたヘール・ボップ彗星は、1995年7月23日にアラン・ヘールとトーマス・ボップがM70を観測中に偶然発見された[2]。
双眼鏡では微かにまるく、小さい中心部が輝いている様子がわかる。口径10cmの望遠鏡で高倍率をかけると、中心部がぶつぶつしている様子が分かる。口径20cmでも見え方に大差はなく、口径30cmでは中心部に星がいくつか分離できるようになる。
観測史
編集1780年8月31日にシャルル・メシエによって、M69と同時に発見された[3]。メシエは「星のない星雲でM69に先行する」と記したが[3]、後にウィリアム・ハーシェルが星を分離して確認し、「M3のミニチュア」と記した[3]。ジョン・ハーシェルは「大きく明るく、まるく中心部は周囲から次第に明るくなっている。星の光度は14~17等」とした[3]。カミーユ・フラマリオンは「星団で北東にきれいな重星が飾られている。北北西に9等星が見える」とした。
出典
編集- ^ a b c d e f g h i j “SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M70. 2016年3月13日閲覧。
- ^ a b c d e Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2007年8月30日). “Messier Object 70”. SEDS. 2016年3月13日閲覧。
- ^ a b c d e Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2005年5月30日). “Messier 70 Observations and Descriptions”. SEDS. 2016年3月13日閲覧。