Mark 36アメリカ合衆国が開発した核爆弾ロスアラモス国立研究所が開発した水素爆弾であり、アメリカ空軍の大型爆撃機に搭載された。

Mark 36
タイプ 熱核反応式核兵器
開発国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
配備先 アメリカ空軍
開発・生産
開発期間 -1956年
生産期間 1956年-1958年
配備期間 1956年~1962年
生産数 940発
要目
核出力 9-10Mt
弾頭 熱核弾頭
直径 1.43メートル~1.5メートル
長さ 3.81メートル
重量 7.94トン ~ 8.1トン
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Mark 21核爆弾の発展改良型であり、Mark 21からの改装も含めて1956年から1958年に940発が生産された。サイズは直径1.43メートル~1.5メートル、長さ3.81メートル、重量Mod1=7.94トン・Mod2=8.1トン。核出力はMod1が9メガトン(9000キロトン)、Mod2が10メガトン(10000キロトン)。Mod1および2にはさらに残留放射能の面でダーティなY1とクリーンなY2のサブタイプがある。Y1はタンパーにウランを用い、Y2はタングステンなどを用いている。減速用パラシュートを有しており、信管は空中爆発と触発が用意された。Mark 36はより高威力のB41核爆弾に更新され、1962年に退役した。

チャック・ハンセンによると、Mark36は最大でクリーンバージョン(水爆)は6メガトン(6000キロトン)、ウランタンパーの3段階目の高速核分裂を用いたダーティーバージョン(3F爆弾)は19メガトン(19000キロトン)の威力をもつともいわれている。