masahiro万年筆製作所

masahiro万年筆製作所(マサヒロマンネンヒツセイサクショ)は静岡県静岡市に拠点を置く日本万年筆メーカー。

現代では利用する機会が少なくなったゴムの一種であるエボナイトからろくろを挽いて一本一本削り出す昔ながらの万年筆製作を今も続けており、ペン先以外の大半の部品(クリップ・ペン芯・軸・インク吸入機構etc.)も自社生産する。M形吸入方式という独自のインク吸入機構を搭載する万年筆を開発した(The M-type filling system)。

概要編集

日本・静岡県静岡市に拠点を置く万年筆製作メーカー。 世界で最小規模の万年筆製作メーカーという看板を掲げ、手づくりで筆記用具を製作する[1]。 製作した万年筆を構成する部品の大半にはエボナイトが使用されている。 他に類を見ないほどエボナイトに対する徹底したこだわりを持つ[2]。 万年筆の軸からペン芯までエボナイトで一本一本、手作業で削り出しており、ペン先以外は全て自社生産をしている。 万年筆の他にボールペンなども製作・販売している[3]。※現在は販売中止。 東京・新宿にあるキングダムノートがmasahiro万年筆の指定販売店となっている[4]。 2018年から取扱を開始[5]

2020年度に放送されたTBS日曜劇場 『半沢直樹』の劇中にてmasahiro万年筆製作所のM形吸入方式が登場した[6]

M形吸入方式編集

M形吸入方式はmasahiro万年筆製作所が独自に開発した万年筆のインク吸入方式[7]。 従来のインク吸入方式に比べて、万年筆の軸内部に注入出来るインクの容量が非常に多いという特徴がある。 ゴム製品などの消耗品を一切使用せず、インク吸入機構の全てをエボナイトで製作していることから、劣化する可能性が限りなく低く、完全なメンテナンスフリー性を実現したとされる。 またM形吸入方式は旧来のインク止め式の機能も有しており、飛行機に乗るなどといった急激な気圧の変化にもインクタンクとペン芯の遮断という形で対応可能。 日本の筆記用具メーカーであるパイロット(現:パイロットコーポレーション)がかつて開発したA式と呼ばれるインク吸入方式に着想を得て、M形吸入方式開発の参考にしたという。 M形吸入方式という名前は長さを測定するノギスの最も標準的なタイプであるモーゼル形ノギスの略称「M形ノギス」に由来する[8]。 旧モデルはパイロット社のペン先を使用していたが、現在はドイツのボック社のペン先を使用している。 具体的なインク吸入方法はペン先をインクにつけ、軸後端を引き出し、上下の往復動作を繰り返すというもの(公式youtubeチャンネルを参照)。 M形吸入方式は司法試験などの大量筆記を必要とする試験用の万年筆としてもmasahiro万年筆製作所が自信を持ってすすめている[9]

脚注編集

外部リンク編集