PlayOnLinuxとは、Windows互換レイヤーWineと連携し、GNU/Linux上でのWindowsソフトウェアの導入を容易にするためのソフトウェアであり、BashシェルスクリプトおよびPythonで書かれている。[1]また、macOS用のPlayOnMacも存在する。[2]

PlayOnLinux
最新版
4.4 / 2020年5月17日 (3年前) (2020-05-17)
リポジトリ github.com/PlayOnLinux/POL-POM-4
対応OS Linux,MacOS
ライセンス GPL/LGPL
公式サイト https://www.playonlinux.com/
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目的 編集

WindowsソフトウェアをWine上で導入するにあたり、必要なWineのバージョンや、Windowsライブラリ等をインストールしたWine環境は、導入したいWindowsソフトウェアによって異なる。そのため、同じWine環境を流用して複数のWindowsソフトウェアを共存させることが、相互に干渉して不可能な場合もある。したがって、同一のGNU/Linuxシステム上に、Windowsソフトウェアごとに異なるWine環境を構築することが行われてきた。具体的には、Wine環境専用のディレクトリを用意し、これを環境変数WINEPREFIXで指定して作成する。

しかし、こうして特定のWindowsソフトウェアを導入するためにWine環境を構築する際、必要な環境を自ら調べインストールし、複数のWine環境を維持管理していくことは、大変煩雑な作業である。

そこでPlayOnLinuxは、Windowsソフトウェアごとに必要なWine環境の情報を提供するとともに、その環境構築を自動化し、管理を一元化する。

脚注  編集

  1. ^ PlayOnLinux/POL-POM-4” (英語). github.com. 2024年1月24日閲覧。
  2. ^ Installing PlayOnMac - PlayOnLinux” (英語). wiki.playonlinux.com. 2024年1月24日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集