キャヴェンディッシュ(1851年作)

ヘンリー・キャヴェンディッシュ(1731年–1810年)は、イギリスの化学者・物理学者である。金属と強酸の反応によって水素が発生することを見出し、これに関する研究を行った。電気火花を使った水素と酸素の反応により、水が化合物であることを示した。さらに水素と窒素の電気火花による反応で硝酸が得られること、空気中からこれらの方法で酸素と窒素を取り除くと、のちにアルゴンと呼ばれる物質が、容器内に残ることを示した。

彼の死後には、生前に発表されたもののほかに多くの実験記録が見つかっている。その中には、ドルトンやシャルルによっても研究された気体の蒸気圧や熱膨張に関するものや、クーロンの法則およびオームの法則といった電気に関するものが含まれる。これらの結果はのちに同様の実験をした化学者にも高く評価された。良質な記事