StumpWMは、ソフトウェア開発者のShawn Bettsによって作られたタイル型ウィンドウマネージャである。ratpoisonが肥大化していることをきっかけに、LISPを用いて作られた。ratposionの後継となることを意図されており、StumpWMは、GNU GPLv2の下でリリースされている[1]

StumpWM
StumpWM
開発元 Shawn Betts
最新版
22.11 / 2022年11月28日 (17か月前) (2022-11-28)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
Common Lisp
対応OS Unix系
種別 ウィンドウマネージャ
ライセンス GPLv2+[1]
公式サイト stumpwm.github.io
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StumpWM wikiにおける説明によると、WMの開発者は、ratpoisonをCLXを使ってCommon Lispで再実装することを意図している[2]

Lispとカスタマイズ 編集

StumpWMは、Steel Bank Common Lisp(SBCL)と、GNU CLISPにおいて動作し、このうちSBCLがよりよいパフォーマンスのために好まれる[3]。Superior Lisp Interaction Mode for Emacs(SLIME)環境は、StumpWMのリアルタイムのアップデートとカスタマイズに広く使用される。また、stumpish("StumpWM Interactive Shell")と呼ばれるプログラムが存在し、これは端末エミュレータからウィンドウマネージャにアクセスする標準的なインターフェイスを提供している[3]

StumpWMは、各ユーザのホームディレクトリに存在する.stumpwmrcファイルにカスタマイズ設定を保存する。このファイルは、StumpWMを設定するためのLispのコードが含まれている[3]

開発 編集

StumpWMのソースコードはGitHubにホストされており、バージョン管理システムGitを用いて開発されている[4]。また、メーリングリストが存在し、これはStumpWMに関連する問題を扱っている[5]

関連項目 編集

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b StumpWM COPYING file, https://github.com/stumpwm/stumpwm/blob/master/COPYING .
  2. ^ Background”. The StumpWM wiki (2006年10月5日). 2014年12月1日閲覧。
  3. ^ a b c Stumpwm - ArchWiki”. 2020年2月10日閲覧。
  4. ^ The Stump Window Manager: Downloads”. 2020年2月10日閲覧。
  5. ^ Stump-devel”. 2020年2月10日閲覧。