Ubiquity
Ubiquity はUbuntuとその派生ディストリビューション向けに開発されたGUIインストーラーである。Live CD 上で動作し、デスクトップ環境は GTK+、Qt に対応している。Ubiquity が最初に採用されたディストリビューションは Ubuntu 6.06 (Dapper Drake)。
Ubuntu 22.04 で動作する Ubiquity | |
開発元 | Ubuntu Installer Team |
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初版 | 2006 |
最新版 | |
最新評価版 |
24.04.5
/ 2024年4月29日 |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 |
Python GTK+ Qt |
対応OS | Linux |
プラットフォーム | Debian ベースの Linuxディストリビューション |
対応言語 | 多言語対応 |
サポート状況 | 活発 |
種別 | インストーラー |
ライセンス | GPL v2 |
公式サイト | launchpad.net/ubiquity |
Ubuntu 23.04にてUbuntuでの標準搭載がされなくなった。[2][3]
なお、Ubuntu ServerではSubiquityと呼ばれるインストーラが使用されている。これは、Ubuntu 23.04以降に搭載された新型のインストーラのバックエンドとしても利用されている。[4]
機能
編集- 国際化サポート
- 自動インストールサポート
- 派生ディストリビューション向けのカスタマイズ
- クラッシュ自動検出 (Apport) サポート
- タイムゾーンのグラフィカルな設定
- インストール済みの Linux、Windows、Mac OS X からのアカウントのインポート (migration-assistant)
- ユーザーアカウント設定
- 電子メールアカウント
- インスタントメッセンジャーアカウント
- インターネットのブックマーク
- ユーザーの画像、壁紙、文書、音楽、写真フォルダ (Windows のみ)
Ubiquityを採用しているディストリビューション
編集公式
編集非公式
編集脚注
編集- ^ “ubiquity package : Ubuntu”. 2024年7月12日閲覧。
- ^ “How we designed the new Ubuntu Desktop installer”. Canonical. 2024年7月12日閲覧。
- ^ 柴田 充也 (2023年8月28日). “最大の特徴はインストーラーの全面刷新、最新Ubuntuの実力を探る”. 日経クロステック (xTECH)
- ^ “Ubuntu installation guide”. Canonical. 2024年7月12日閲覧。
注釈
編集- ^ Ubuntu 18.04 Bionic Beaverリリースから、Ubuntuのバージョンに準拠したバージョン付けに変更された。