問題提起 編集

他にも同様の方がおいでになりますが、犯罪関係者の氏名記載をしようとがんばる方がおいでになります。そのうちのおひとかたです。

Wikipediaは、誰かを指弾するための場ではありませんし、プライバシー問題やら法的リスク問題やらもあり、犯罪関係者の氏名記載についてはかなり抑制的に考えるという方針で来ています(参考→Wikipedia:削除の方針#ケース B-2:プライバシー問題に関して)。また、基本的には、犯罪関係者の氏名記載などが行われた場合、削除依頼で審議を行い、削除すべしということになった場合には管理者資源を投入しての特定版削除を行うという手間をかけなければならなくなります。つまり、誰かが「犯罪関係者の氏名を記載して晒しておくべきだ」と考えてそれを実行した場合、コミュニティはかなりの労力を投入せざるを得なくなるわけで、たいへん迷惑であるということになります。

この方については、つい先日、とあるブロック依頼で「犯罪関係者の氏名記載は避けるべき」という方針に対して異議を唱え、丁寧な説明を受けたばかりです(こちら)。にもかかわらず、また同様の編集を、[1]で行いました。この近々の編集に関しては、以前に一度削除依頼が出され編集対応で済ませるという判断が出ておりますのであまり鮮やかな事例ではありませんが、いずれにせよこの「犯罪関係者をさらしあげる」という発想にぶれはなく、方針への無理解はいっこうに改善されていないように考えます。

こういう方にどのように対処したらいいかについて、お知恵を拝借したい。まあ、まだこういうことを続けるようなら、近い将来お引取りいただくことになるでしょうし、おれとしてはそれでもいいんじゃないかと思っておりますが。

では、よろしくお願いします。--Nekosuki600 2007年9月19日 (水) 08:47 (UTC)[返信]

コメント 編集

  • まず、とある有名事件を記事とするのは問題ないと思います。また、その犯罪被疑者といえども、仕事上で卓越した業績のある人物でしたら、犯罪歴を伏せた状態で記事を作成するのは問題ないと思います。そして、その人物の名を、仕事関連の記事に載せるのも問題ないです。さらに、それらの事件・人物をパロディとしたゲーム記事も、問題ないと思います(たぶん)。しかし、事件と人物を直接結びつける書き方をした時点で、「ケース B-2:プライバシー問題に関して 」に抵触する、というのが私の認識です。わざわざ、事件と人物を結びつけようとするユーザーや、B-2の方針を真っ向から否定するユーザーは、当然ながらブロックの対象とすべきでしょう。--MZM 2007年9月19日 (水) 10:56 (UTC)[返信]
    • 前回依頼の関係者(賛否表明者)に、今回の依頼についてお知らせするのは、まぁ、いいと思います(これが無関係な第三者に対するマルチならば、即時ブロック!ですが)。ただ、不満なのは、投函先が存続票を入れた方のみであったこと。単なる多数派工作なのか、と思ってしまいます。公平をきすならば、削除・保留票を入れた方にもお知らせするべきでは?--MZM 2007年9月20日 (木) 14:13 (UTC)[返信]
  • おれもスタンスを表明しておこう。
    おれは、「百科事典として、その固有名詞が必要か」ということを判断基準として、掲載の可否を決めるべきだろうと思ってます。なので、なにがなんでも固有名詞の記載を認めるな、という派閥には立たない。たとえば、とある考古学における大事件の際には、問題の方の名前は過去の文献などに頻出しており、「なぜ突然名前が消えたのか」といった方面から調べ物をするひとはとうぜんに想定され、その際には彼の名前がポインタとして機能してしまうという点から、記載には賛成しました(固有名詞項目も存在します)。
    しかしながら、こういうケースは稀。耐震偽装事件にしても、まあまだ覚えているひとはそれなりにいるいせよ、さほどこの社会的記憶は長持ちしないだろうし、ポインタとしても機能せんだろうと思う。現実問題、いま、チェック機関や建設会社の関係者の名前がすらすら出てくるひと、どのくらいいますか。で、こういう項目で節操なく固有名詞を書きたがるひとは、さらしあげ目的・バッシング目的としか思えないんですよね。
    おれもまあ、幾度か説明をし、それでも「おれは断じて名前を書くんだ」みたいな方針でかかってきちゃうひとは、お引取りいただくしかないのではないかなあと思ってます。んで、このひとの場合、おれはすでに誤解のしようがないくらい丁寧に説明をしたし、次にやったらもうブロック依頼送り以外の選択肢はないかなあ、とも思ってます。残念ではありますけれども。--Nekosuki600 2007年9月19日 (水) 12:00 (UTC)[返信]
  • この方が氏名を書くときの目的や思想が見えてきません。削除の方針 B-2 への反抗としてなのか、方針については全然考慮していないのか、法的リスクが増えないと思って、あるいは法的リスクを増やそうと思って故意にやっているのか、社会的に意義・正義があると思っているのか、単に「書くな」と言われたから書いているだけなのか、今のことしか考えていないのか、数年後、あるいはその後まで残すべきと思って書いているのか。この方が確信犯のレベルまで達しているのであるならば、その目的やお考えを伺いたいのです。何も考えずにただ書いているだけならば、ブロックに反対する材料はありません。--スのG 2007年9月19日 (水) 16:27 (UTC)[返信]
  • 本人ですがコメントをさせていただきます。私は証人喚問に呼ばれた人間が犯罪者であろうとなかろうと百科事典に著すべき(伏せるべきではない名前)だと考えています。法的リスクについては増えないと考えています(増えたケースがあればをお教えください)。B-2への抵触については事件さえ起きなければ普通の建築士として名前を記載されていても可笑しくない人名だったという認識であって、真っ向から否定するというつもりもありません。多数の書籍ですでに言及されているのをわざわざここでだけ伏せるということに何の法的メリットがあるのかそれだけをお教えいただければこの件について身を引かせていただくつもりです。--Otaku is beautiful 2007年9月20日 (木) 06:28 (UTC)[返信]
  • 書籍著者や報道機関は自らの責任で実名を公表しているけどウィキペディアはそうではない。ウィキペディアには執筆者が匿名でも構わないという技術的な制約があります。執筆者が匿名であるということは実名公表に伴う責任が執筆者に及ばないということなんだけど、それは誰も責任を負わないということを意味しているのではなく、ウィキペディアというプロジェクト全体が責任を負っていることになるわけですな。つまり、法的問題を1つでも抱え込んでしまえばプロジェクト全体が巻き添えを食うことになりかねない。匿名を笠に着て悪戯をする奴が出てくるのは当然あり得るわけだけど、問題になりそうな記述があれば速やかに削除し、問題を繰り返す人がいればそいつを閉め出すシステムがあるからこそプロジェクト全体がかろうじて維持されているというのがウィキペディアの現状でしょう。少しでも法学をかじっていればわかると思いますが、法律というのは簡単に白黒付けられるモノではなく解釈次第なところがあります。証人喚問云々は解釈基準の一つにはなりうるかもしれませんが決定打ではありません。結局のところ法的問題にあたるか否かは記述によるリスクとメリットとの兼ね合いから最終的には参加者の総意として判断せざるを得ないわけで、とりあえず参加者の「ダメだ」という総意が出ているならそれに従うか、あるいは説得する(ダメだと言っている奴を納得させる)しかないでしょう。--Ray go 2007年9月20日 (木) 13:22 (UTC)[返信]


  • (以下、Tomosのコメント)
    • お引き取り頂くべきかどうか考えたことはありませんでしたが、(また特に注目していたわけでもないのでわからないのですが、)そういえば気になるところがあります。参考になればと思うので書いてみます。
    • Otaku is beautifulさんは、氏名記載という法的な話題について積極的に発言をしているようです。
      • (当然これ自体は何も問題ありません)
    • 他の人が「それはリスクを増加させる」と指摘するような方針に積極的です。
      • (これ自体は、問題はありません。リスク増大を指摘する方が間違っている可能性もあります。その場合には、誤解を解くことで、ありもしないリスクを考慮せずに執筆ができるようになりますから、有益な結果をもたらすと期待できます。逆にウィキペディアに違法なコンテンツをはびこらせるようなことであれば、重大な問題だと思います。)
    • このような立場に立っていらっしゃる割には、やや勉強不足のような感じがします。
      • (ただ、ウィキペディアは素人も含めいろいろな人が力を合わせてやっていくプロジェクトですし、素人は素人なりに貢献できることもあると思いますし、僕も人のことを言える立場にはないとも思います。)
    • 問題がないということであれば、どうしてそう考えているのかを説明して下さるとか、問題があるという立場の考え方を反駁して下さるということがあってもいいように思うのですが、そうではなく、間違っているという意見があるなら証拠を出せ、といささか協調性に欠ける姿勢をとっていらっしゃるような気もします。
      • (ただ、これは望ましくないとは思うものの、単独でとりあげれば、あまり目くじらを立てる類のことではないように思います。)
    • 他の方の説明を読んでいないような気がすることもありました。
    • こうしたことから、ご本人の持っていらっしゃる法的な知見のレベルや対立する意見への理解度と、ご自身の立場についての自信とがつりあっていないのではないか、ということを心配します。そして、その結果としてウィキペディアに法的リスクの伴うコンテンツを投稿する、法的なリスクを増大させるような方針を導入する、ということが起こらないかどうか心配ではあります。また、Nekosuki600さんが指摘されているようにそれを処理するために他の人が作業をする必要が出たり、他の人の投稿が巻き添えを食って削除になったりすることになったりするのでは、とも思います。
    • ただ、仮にこのような懸念が多少でもあてはまるとして、上記のような被害を発生させるとしても、Otaku is beautifulさんにお引き取り願うことがウィキペディアにとって有益なのか、それとも問題点の指摘を踏まえて軌道修正をして頂いて、活動を継続して頂いて、ウィキペディアに貢献をして頂くことが有益なのかについては、Otaku is beautifulさんの活動をつぶさに見ていないので僕には特に意見はありません。
    • ついでですが、証人喚問については、Wikipedia‐ノート:削除の方針/2007年#証人喚問された人物の扱いについてにも若干議論があります。
    • 最後に、僕は犯罪者の氏名を犯罪者のそれとして記載することについては反対だという、いわばOtaku is beautifulさんとは対立する意見を持っています。単に意見が対立している人を、対立していることを理由としてコミュニティーから排除しようとするのは問題だと思います。ですが、僕のコメントは意見の対立を理由としてOtaku is beautifulさんを批判するものではなくて、法的なリスクを増大させそうに見える立場を積極的に推進されるのであれば、もう少ししっかりやって欲しいところだけれども、そうなっていないように見える、というものであるつもりです。念のため。
    • 以上、コメントをする他の方々やOtaku is beautifulさんの参考になれば幸いです。Tomos 2007年9月20日 (木) 14:49 (UTC)[返信]
  • 上記のMZMさんの2007年9月20日 (木) 14:13 (UTC)のコメントを見て、前回依頼の依頼提出者としては、本コメント依頼被依頼者の行動は遺憾に思います。今回の依頼は速攻で削除されたので結果オーライではありますが。このことから、投稿ブロック依頼が出た場合、賛同票を積極的に入れる立場と明言しておきます。--DEN助 2007年9月21日 (金) 00:47 (UTC)[返信]
  • ご自論を強めようとして行ってらっしゃる行動が管理リソースを食うとして逆に対論を強める結果になっており、おそらくは潜在的なお味方の足をも引っ張ってしまっているのではないでしょうか。ご自論を合理的に強めるのであれば、やはり法学者の著書、論文や関連する判例を地道に勉強するしかないんですよ。あと各論ですが、一級建築士なんざあ建築士試験の合格者の数[10]だけおいでになるわけで、それだけでは別に百科事典で特筆すべき存在でもありません。著名性の根拠を一級建築士であることに求めるのは無理筋です。このことはきっと誰かが指摘済みなんだと思うのですが。--スのG 2007年9月21日 (金) 02:48 (UTC)[返信]
  • Otaku is beautifulさんは削除の方針を含めた各種方針文書の理解が十分ではないように思います。「私は証人喚問に呼ばれた人間が犯罪者であろうとなかろうと百科事典に著すべき(伏せるべきではない名前)だと考えています。」と上述されていますが、そうであれば、犯罪関係者であるという文脈で読み取られない様に留意すべきです。しかしながら、今回削除された記事では、「・・・逮捕された[[構造計算書偽造問題|(犯罪関係者の氏名)]]」という犯罪関係者としか読み取れないような書き方がされていたようです。また、こちらを読むと、Otaku is beautifulさんは、CheckUserの方針についても理解が不十分であることが分かります。一番の問題は、他のユーザーから理解不足を指摘されても、然るべき対応を取ろうとしないことです。したがって、上述の「多数の書籍ですでに言及されているのをわざわざここでだけ伏せるということに何の法的メリットがあるのかそれだけをお教えいただければこの件について身を引かせていただくつもりです。」という発言は、まったく信用できません。Xmas Steps 2007年9月21日 (金) 06:31 (UTC)[返信]