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学術の記事における参考文献・引用について提案 編集

学術の記事において、参考文献が全く示されていないか、ほとんどないものがあります。wikipediaでは、出典を明記して、検証可能にすることが要請されていますが、学術における記事では、5冊以上(できれば10冊以上)、参考文献を加えなければならない(学術分野によっては、学術書が少なく、加えられない場合もあるかとは思いますが)というルールが必要かと思います。特に、学術においては、剽窃は「学問における犯罪行為」であり、Wikipediaでもきちんと共通ルールを作るべきだと思います。

引用した引用文献だけではなく、関連する文献(「民法」なら、「民法入門」「講義 民法」「概説 民法」「はじめての民法」など)を参考文献として列挙して、記事の内容が検証可能なようにする、というルールが必要だと思います。

さらに、研究の積み重ねや社会変化、法改正により、学術文献が改訂することが多くあります。改訂版が出た際は、参考文献を改訂することが望ましいと思います。改訂版の出た参考文献の定期的な確認も、新たにルールとして付記してほしいと考えております。

また、数式については問題ありませんが、定義(「○○とは××である」)については、必ず引用しなければならない(引用文献も必ず示すこと)、というルールも必要です。学術における定義は正確性・客観性が命です。一字一句違わず記述するべきです。いくら正しくても、検証が可能でなければ、それは問題です。客観的であるためには、引用文献の明示が必要だと思います。また、どんなに正確であっても、検証不可能(誰が、どこで、どう書いたか・定義したか、がわからない)であれば、それは記事としては不適切だと考えます。「学術記事における定義の絶対引用ルール」も加えていただけたら、と思います。

皆様、より良いwikipedia記事のため、知恵・意見を出し合っていただければ、と思います。よろしくお願いします。--グロービア・アナカンダ・ハンテン会話2023年1月1日 (日) 13:02 (UTC)[返信]

@グロービア・アナカンダ・ハンテンさん、
はじめまして、新年おめでとうございます。下記方針に、参考文献の必要が書いてあります。
Wikipedia:出典を明記する
それから下の3つが、ウィキペディアの内容に対する根本的な指針となっています。
Wikipedia:検証可能性
Wikipedia:中立的な観点
Wikipedia:独自研究は載せない
これらのあいだでバランスをとりながら記事を執筆するのがウィキペディアの役割です。それは「学習」や「啓蒙」「知識の塊」「データベース」であっても、「学問」や「研究」なのかというと、私は違うのではないかと思います。
また、出典の必要性が方針にあっても、すべての記事に対して、ご提案のように参照文献を5件揃えた状態にするとなると、非常に難しいと言えます。(記事の量に対する人手不足)
ただ、たとえば資料の探し方がまったくわからない方や、参考文献として使うには不十分な書籍やサイトを使ってしまう方に対して、ヒントとなるような案内があれば、若干の助けにはなるかもしれません。
私はロシアの歴史記事を書いたりしていますが、あくまで趣味です。歴史学について専門的な訓練を受けたことはありません。
それでも、少しは役に立つかと、ここ数日、プロジェクト:ロシアプロジェクト:ロシア/資料ガイドをつくっていました。(かの分野にお詳しい方は、追記や削除をお願いいたします)
とりあえず、こういったら小さな試みはいかがでしょうか。

--Kizhiya会話) 2023年1月1日 (日) 18:55 (UTC) 追記、編集--Kizhiya会話) 2023年1月1日 (日) 19:01 (UTC)追記--Kizhiya会話2023年1月1日 (日) 22:21 (UTC)[返信]

  •   コメント 5とか10とかの数はともかく、複数の情報源にあたるのはよいことです。それが広く認められる定説なのか、1情報源でしか確認できない説なのかが浮き彫りになります。学術的なことを書くには、研究書よりも「研究史」書が役に立つかもしれません。いずれにしても出典主義という基本方針を採る百科事典なので、最先端の学説、知見事象について書くのは難しい面があり、周回遅れ気味にはなるでしょうね。--柒月例祭会話2023年1月2日 (月) 01:15 (UTC)[返信]
    ありがとうございます。最先端の学説、知見現象について書くのは難しいですし、そういうことは仕方がないと割り切るしかないと思います。
    あまりにも出典をおざなりにしている、学術記事が見受けられるので、どうなのかなと。また、どこをどう引用したのか、明示されていないことも多く、残念だな、と感じています。--グロービア・アナカンダ・ハンテン会話2023年1月2日 (月) 04:47 (UTC)[返信]
コメントありがとうございます。例えば、「日露外交史」についてなら、「日露外交史」の記事には、参考文献が複数あげられると思います。しかし、1978年1月から4月の日本とロシアの外交、○○事件、××現象、とか細かくなると、当然、参考文献は少なくなるか、全くなくなるケースもざらにあると思います。問題なのは、「日露外交史」とか、参考文献を簡単に上げられるであろう概括的な項目の記事に参考文献が全くないか、1・2冊しか挙げられていない所です。「日露関係史」には、参考文献が3冊ほど上がっていますが、全く上がっていない記事があり、私はそれを問題視しています。--グロービア・アナカンダ・ハンテン会話2023年1月2日 (月) 04:42 (UTC)[返信]
出典の改善を促すテンプレートがあるのはご存じでしょうか?
記事や特定の節がただ一つの出典に依っている場合は{{単一の出典}}を用いて改善を促すことができます。
一部の文章において出典が偏っており不確かな部分がある場合は{{要検証}}や{{要検証範囲}}を貼っておき、ノートで議論することもできるかと思います。--Mariobanana会話2023年1月2日 (月) 05:30 (UTC)[返信]
日露関係史のような重要な記事には、確かにもっと参考文献があるほうが良いと思います。まずご理解いただきたいのは、圧倒的な人手不足、逆に書きかけの記事の多さ(wikipedia:スタブ)です。
ロシア関連では、
Category:ロシア関連のスタブ ←これで検索してみてください。
これらの記事が書きかけの状態です。
また、ロシア関連で立項されていない記事もたくさんあります。そのため、3件出典があれば良い状態であるといえます。「出典が5件ないと立項禁止」といった方法には反対いたします。
とはいえ、諦める必要はないとは思います。記事1件1件にこつこつ対応する以外にも、参照文献を増やしていく方法はあるかも知れません。
私の知っている情報を書きますので、どうか参考になさって良い方法をお考えください。
状況を知るために
ウェブ検索の精度を高めるGoogle検索方法(ヘルプページ)
検索欄に『site:ja.wikipedia.org シベリア』←これで、日本語版ウィキペディア内の「シベリア」という単語を検索できる。
ほかの人と活動する。
  • こういうプロジェクトもあります。ここでじっくり取り組んでいくのもひとつの方法です。
プロジェクト:出典
また、ボランティアでは限界があるとお考えになるかもしれません。
海外の試みやウィキメディア財団(WMF)から助成金をもらい、目的を進める例。
日本語版の助成金についての解説プロジェクト。私が主催していますが、ちょっと止まっています。これは情報をまとめておくためで、ここを通さなければ助成金申請ができないというわけでは全くありません。
ウィキメディア財団の助成金情報と申込について(日本語で申請できます)
海外の企画
  • 1Lib1Ref 各国の司書に呼びかけ、司書1人ごとに、ひとつ参照元を追加してもらおうという運動
対象範囲を絞って、記事やコンテンツを充実させる企画。
  • ターマキ・マカウラウ(マオリ語オークランドのこと)の地元の歴史を証明する道具として、ウィキペディアを使用する(助成金申請書 日本語翻訳版(Googleドキュメント) これは、ニュージーランドのオークランド博物館が、地元関連の記事(参照含む)を充実させるために行う企画です。助成金は承認されたので、今年はじめからスタートしたはずです。
最後の試みは素晴らしいと思います。参考になれば幸いです。--Kizhiya会話2023年1月2日 (月) 10:35 (UTC)[返信]