Wikipedia:井戸端/subj/無期限ブロックの基準

無期限ブロックの基準

編集

以前にノートにコメントを書き込んだページが、今日見たら削除されていました。加えて、そのページをメインで編集されていたユーザーさんが無期限ブロックの処分を受けられているようです。ブロック依頼の議論を見る限り、ほとんど異論が出ることなく、短期でブロック依頼が承認されたようですが、このような厳しい処置は私が知らないだけで頻繁に行われているものなのでしょうか。

なお、私は煙草関連の議論は全く追っていないので、どちらの主張に理があるのかは判断しかねます。ただ、議論参加者の一方に対する無期限ブロックがこんなに簡単に承認されるのかと驚いたもので。後学のために、識者の方の解説をいただけるとうれしく思います。--Dryad 2008年3月25日 (火) 16:17 (UTC)[返信]

こんにちは。個別のブロック対象者についてではなく、一般論として書きますけれど、議論の中で、議論がなりたたない、あるいは百科事典を作る上で有用ではない議論が繰り返されるような状態で、その原因が、ほとんど異論がない程度に議論参加者の誰かであると判断され、ブロック依頼の場でほとんど異論なく無期限にブロックせざるをえないということで合意が得られたと判断されれば、無期限ブロックとなります。無期限ブロックは、明らかな荒らしや、目的外利用の利用者が対象となることが多いですが、一見議論をしているように見える利用者でも、議論参加者および第三者によって、上記のような審議結果となればブロックされることもあります。個別の案件の判断の是非については、実際の投稿や議論のありかた、その判断に必要な当該分野および方針を勘案して、ご自身で判断ください。--Ks aka 98 2008年3月25日 (火) 16:30 (UTC)[返信]
解説ありがとうございました。つまり、ブロック依頼のページにおける審議で、ブロックが必要であるという合意が形成されれば十分であるということですね。ただ、仮定かつ一般論ですが、該当ページの議論参加者が十分に多くない、あるいは極めて少数の場合、十分に客観的な審議が行われないケースもありうるのではないかと思います。合意形成に議論以外の手段を持たないWikipediaにおいて、ユーザの発言の機会自体を制限するというのは、かなり慎重さが求められるようにも思うのですが、これまで問題は起きていないのでしょうか。また、一度承認された投稿ブロックに対して、(例えばですが)その妥当性を事後に検証するような仕組みはあるのでしょうか。--Dryad 2008年3月25日 (火) 17:33 (UTC)[返信]

該当ページというのが、議論が行われていたページを指すのでしたら、逆にブロックの審議に加わる人たちは客観的な第三者となります。ブロック依頼の審議に加わる人が少ない場合は、票が一方に集まっていて合意とみなして問題ないと判断されなければ、ブロック対処に時間がかかるということになります。

事後的な検証は、ブロック依頼ページも、ブロックされた利用者の投稿記録も公開されていますから、誰にでも可能です。事後的な対処への訴えは、ブロックされていればメーリングリスト、ブロックされていない他者からであれば解除依頼を提出することで、可能です。残念ながら、ブロックされた理由を理解されずに反論されることが多いですが誤認だった場合などで解除となった例もありますし、十分な時間をおかずに審議を終了させたことで再度合議に至る期間を設置した例もあります。ブロックの対処自体は問題ないとしても、裁量によるものなどで事後に対処する上での留意点などを確認するようなコメント依頼というのもありました。

明らかな荒らしは別にして、議論では口が悪いけれど有益な編集をされているというような場合は、それぞれの程度問題とか、判断するコミュニティの現状把握とかウィキペディア観とかが影響してきます。他言語版より厳しいなどという意見も耳にしますが、そのへんは、それぞれに委ねないとしょうがないところだと思っています。--Ks aka 98 2008年3月25日 (火) 17:55 (UTC)[返信]

なるほど、概ね了解いたしました。丁寧なご回答に感謝します。--Dryad 2008年3月25日 (火) 18:21 (UTC)[返信]
残念ながらブロック依頼などの妥当性を事後に検証するような仕組みは現状ではないと思います。問題があるかないか、といえば、ある、と個人的には判断しています。今回のブロック依頼の経緯をみると、被依頼者の現時点での編集傾向をみて、かなり早期の段階で「更生の余地なし」とみなして切り捨てられている感が否めません。一方的な最後通告なるものをした利用者が、それに反論があった時点で反省がないという理由をもってブロック依頼提出、続いていわゆる「ブロック依頼常駐系利用者」による雪崩的な無期限ブロックと、ある種のよくあるパターンが確立されているようにみえます。また、審議途中で管理者(Lonicera氏)が3日の暫定ブロックと容赦しない、と懲罰的運用をしているのも、その審議期間に被ブロック依頼者の反論の機会を削ぐという点であきらかに問題であるとも思います。多くの新規参入者が現れる現状を鑑みると、今回のように極めて限られた利用者による警告や最後通告が、極めて限られた無期限ブロックにレバーを倒すバイアスの強い依頼常駐系利用者による「審議」によって、実質そのまま無期限ブロックに繋がっているというのは構造的にはよろしくないと観察します。対話が成立しないと判断するのにも弱くて、せいぜい2,3名の利用者とあくの強い新規参入者のこぜりあいが最終的な判断材料となっているのも、紛争当事者=ブロック依頼の当事者に必然的に有利な状況になっています。最低限、コメント依頼に回して、紛争当事者以外のコメントを募り、その時点で被依頼者の行動に問題があると浮き彫りになり当人に自覚を促し、反省、改善を促し、それが実行されるかどうか引き続き注視していくというプロセスが健全であると思います。ひとことでいうと、ケンカしている当事者の風紀委員がすぐこいつはダメだと決めつけて、所属している風紀委員会にしょっ引くみたいな空気を感じます。依頼常駐系の方々は、別にもうひとつコメント依頼という段階を踏んでも十分にそれに参加する時間はあるんでしょうから人的コストの観点においてはそれで何ら問題はないと思うのですがいかがでしょうか?--218.251.46.177 2008年3月25日 (火) 18:30 (UTC)[返信]

それは、そう思うところも個人的にはありますし、自分自身の考えとして、個々の依頼で考えを述べることもあります。ブロックに限らず、保護依頼や削除依頼の場でも似たようなことを感じることもあります。

改善するためには、個々が、ブロック審議の場や、ブロック依頼に移行しそうなノートや会話ページの議論の場で、その場の参加者に意見するか、常駐している参加者や問題があると思われる対処を行った管理者へ意見する、あるいは議論を喚起して方針類の整備・改訂に取り組むということをせざるをえない(というのもやってました。頓挫して/させてしまっていますけれど)。それと同時に、「甦生」への導きをすることも必要です。一方で、たとえば、どうしようもないという場合にもコメント依頼の労力をかけるか、どうしようもないかどうかの判断はどうするのかというものも勘案しなければならないところでしょう。もう一つ、節度を持って百科事典作ろうと心がけていたら、そうそうブロックにはならないわけで、という部分も、気にかけておいたほうがいいと思います。

個別にやるにしても、方針に手を付けるにしても、あるいはここでのこうしたやり取りによって、考えたり気づいてもらったりするということを期待するにしても、少しずつ、ウィキペディアが好ましい方向に向かうよう、ご協力をお願いします。--Ks aka 98 2008年3月25日 (火) 19:12 (UTC)[返信]

218.251.46.177氏の意見には頷ける部分が多いですね。最近見た事例でも、いきなり警告無しの短期ブロックをかけて、MLで異議申し立てが出たら、その異議の言葉尻を捉えて年単位の投稿ブロックにしてしまったという流れがありました。何か、こいつはヤバい奴だと感じたらさり気なく相手をヒートアップさせて決定的な失言を引き出す、というような小技が、意図的かどうかはともかくとして頻繁に用いられているように思えます。いきなり投稿ブロックが来れば誰でも頭に来ますし、そういう状態での発言だけを取り上げるのはアンフェアだと思うのですが、「依頼常駐系」の方々はむしろそういった状態のユーザーをなだめるのではなく、更に怒らせて投稿ブロックに導くのを楽しんでいるようにも感じられますね。管理者の中にもすぐにヒートアップする人や、挑発的なもの言いが好きな人が居りますし。こういった方々が、良き編集者になるかどうか未知数の段階での投稿ブロックを乱発して、結果的に日本語版ウィキペディアの可能性を狭めているように思います。もう少し「編集者を育てる」ことを考えていただければ良いのですけどね。--Peachkiller 2008年5月6日 (火) 13:49 (UTC)[返信]