3つ質問 編集

3つほど気になった事があるので質問をば。

1つ。テンプレートをsubst展開した時に、それをsubstで展開したのか、或いはソースを直接貼ったのかは、他の人が後から実質的に参照する事は出来ません。これって履歴不継承云々とかで問題がないのでしょうか。

2つ。削除された記事であっても、管理者だけは特別に閲覧できるそうですね。例えば著作権侵害とかによって削除された記事の際、たとえ管理者という特定の層だけとはいえ、見れてしまうのならば、法的に問題があるのではないでしょうか。

3つ。井戸端への投稿ですが、一度井戸端本体へ投稿した後、それを有志によってサブページ化する方法が現在とられています。アンサイクロペディアの雑居房などを応用してこれを初めからサブページに投稿させるように出来ないのでしょうか。--122.30.32.87 2010年4月20日 (火) 09:50 (UTC)[返信]

どうなんでしょ、1.は履歴不継は著作権を許諾する際のGFDLライセンスを実現する手段です。記事 著作権を見ていただくとわかるように、著作権の対象は「表現」なので、テンプレートは「表現」を作るための道具であるということです。「表現」=見た目で「著作物として同一かどうか」、とか「テンプレート自体が思想心情を表現する創造的主体なのか」ということの評価判断であるかと。また、テンプレートの目的としてサブページを埋め込んで表示するという機能がありますが、それは埋め込み元とサブページでそれぞれGFDL履歴継承しているので履歴不継ではなく、履歴が複数のリストになっているということだと考えます。2.は著作者の権利侵害等があったかどうかということが問題になると考えます。つまり、普通の人が自由に見られない状況で、著作者の権利を侵害する自体が実際に発生したことになるか、とかプライバシー権を侵害する事態が発生したことになるかという判断だと考えます、総論としてはどちらも多くの場合不特定に知らしめることで権利侵害が発生するかと。各論としては個別の事例でどの権利侵害が有ったか無かったかの判断かと。3.についてはみなさんの意見ですね。道具を作っても、独創的に投稿される方はいるので…--あら金 2010年4月20日 (火) 12:34 (UTC)[返信]
1 についてですが、テンプレートが著作物だとして、subst展開で利用されることがあらかじめ承知されているので、著作権者(作成者・編集者)はその権利を行使しないはずである、だとか、要約欄にテンプレートのリンクを置いてsubst展開した旨を記入しておけば履歴は継承されることになるので大丈夫、とかいった議論が以前あったような覚えがあります。だいぶ曖昧な記憶で申し訳ないですが。
2 について、これはウィキペディアにおける管理者は特定のメンバーであるから、公衆送信権における「公衆」とみなされない、といってよいかどうかですね。特定のメンバーであるからといっても、例えば会員制で著作物等を違法に「回し見」できるようなウェブサイトを想定するとわかりやすいように、やはり問題があるのかもしれません。とはいえ、誰か閲覧できるようになっているほうが作業はやりやすいし、実際に訴えがあればより上位の権限を持った者のみしか閲覧できないようにすることも可能でしょうから、運用としては現状でよいのかもしれません。--Calvero 2010年4月20日 (火) 15:30 (UTC)[返信]
Calveroさんご指摘の1.に関する昔の議論ですが、Wikipedia:井戸端/subj/substによるテンプレート展開はGFDL違反にあたるのかのようです。--Penn Station 2010年4月20日 (火) 15:57 (UTC)[返信]
2.は「著作物自体を利用するために、管理者が削除したものを見る」というのは考えすぎで、何かを検証するために「管理者が削除したものを見る」ということだと考えます。その場合は著作物の表現を利用しているのではなく、単なる視認だと考えます。もちろん、管理者が削除した版を自分のコンピュータへコピペなどすれは違いますが、それは管理者業務外なので…。通常の管理者業務で著作物自体を利用するような業務はないと考えます。そこから先は、一般論として管理者業務の監査が必要か、必要ならどのように監査するかという話かと。--あら金 2010年4月20日 (火) 16:46 (UTC)[返信]
◆Calveroさんご指摘の2.については、著作権法2条5項に面白いことが書かれています。「ウィキペディア日本語版の管理者」のような特定の集団であっても、人数が増えてくれば「公衆」になるおそれがあるということです。--ZCU 2010年4月22日 (木) 15:09 (UTC)[返信]
◆1)過去何度か議論がありました。厳密には、GFDLが求める履歴の保存をしていないということになります。しかし、ありふれた表現として著作物性がないことが多いでしょうし、テンプレートの目的から作成者はsubstでの使用を了解していると考えられるために黙示の許諾があるとも考えられます。これまでのところ、テンプレの作成者で、subst展開に対して削除を求めた例はないと思います。急ぐ必要は、個人的にはあまり感じていませんが、本来的には明示で許諾を求めるような文書をどこかに書くのが望ましいとは思います。もし気になるようでしたら、いわゆる履歴の継承を行ってください。
2)投稿者によって、誰にでも閲覧できる状態にされたものを、「削除」することで閲覧できる対象を管理者のみに限定するもの、と捉えるのが自然かなと思いました。「公衆」の解釈からは文理上、公衆送信権の侵害ともなりえますが、通常ウィキペディアで削除される侵害の程度や現在の管理者数などから、実際上問題が生じる事例はほとんどないと思います。
3)できるかもしれません(技術的には、ぼくはよくわかりません)。できるとして、そうしたほうがいいのか、今のままがいいのか、他の方法があるのか、といったことを考え、合意を得ることで、変更することができるでしょう。--Ks aka 98 2010年4月20日 (火) 18:27 (UTC)[返信]
井戸端の一番上にこういうものがあります。
新しい話題を投稿する / start a new discussion
初心者はこのリンクから、経験者はこのリンクから投稿してください。
「経験者はこのリンクから」の「このリンクから」を使ってみて下さい。手段自体は既に存在しています。--草薙 2010年4月21日 (水) 01:56 (UTC)[返信]

>2について
たしかに今の日本語版では何れの解釈にしてもほぼ問題ないとしても、たとえば英語版などでは管理者が千人もいるわけですから、そうなるとますます大丈夫なのかと心配になってしまいます。

>3について
すでに実用もされていたのですね。。。ありがとうございました。--58.91.216.60 2010年4月23日 (金) 16:16 (UTC)[返信]

1については、その「著作物性」と「テンプレートとして利用されることへの暗黙の了解が成立する」という観点から、問題ないと考えます。しかし、2については、個人的には問題だと考えています。誰か(A)が法的に不適切な形で投稿した、別の誰か(B)の著作物を、法的に問題があると知りながら、長期間にわたって、管理者(日本語版では約60人、英語版では1000人以上)に自由に閲覧を許している、というのは、かなり危ないように思います。まして、日本では、携帯電話向けのオンラインストレージ(利用者が楽曲をアップロードすると、その「本人の携帯電話のみ」でその楽曲を聞くことができる)を提供していた会社が、JASRACに訴えられ敗訴した、という無茶苦茶な判例もありますし…。もし、JASRAC管理曲がまるごとアップロードされるような事件が起きれば、(投稿者は勿論ですが)財団が訴えられるようなことも十分あり得るのではないでしょうか。--氷鷺 2010年5月2日 (日) 13:58 (UTC)[返信]