Wikipedia:秀逸な記事の選考/オーロラ 20120909

賛成/条件付賛成/保留/反対 3/1/0/0 この項目の選考期間は、2013年1月22日 (火) 12:30 (UTC)(2013年1月22日 (火) 21:30 (JST))までです。

(ノート) 《推薦理由》 自薦です。今年6月の選考でGAに選ばれた後さらなる加筆を(主に電磁波や太陽活動など、科学的なところを補強)して、個人的には満足できる、FAを狙える記事になったと考えています。GA選考時に写真撮影の項が問題になりました。私としてはどう書いても写真撮影のガイドブック的になってしまうので、推薦時現在も無いままになっています。--Halowand会話2012年9月9日 (日) 06:47 (UTC)[返信]

  •   コメント この分野に詳しいというわけではないのですが、読ませていただきました。現行の秀逸な記事にしては少し分量が少なめかな、という感もあります。以下のような点でもう少し突っ込めればと思います。
    • 「発生の原理」節、「複雑な浸入過程を経て」とありますが、「浸入」という字を使うのでしょうか。一般的には「侵入」か「進入」のような気がしますが。
    • 「発生の原理」節、「発生原理の肝要な部分については未だ統一した見解はない」そうですが、何らかの仮説は既にいくつか出ているということでしょうか。主要な仮説について併記できれば、と思います。否定された仮説も、どういう理由でいつ頃否定されたのかを書ければ有用だと思います。研究史的な見方もできるかもしれません。
    • 「電流と磁場」節でプラズマと地球磁場の相互作用での起電力が述べられています。この出力や電圧については、ちょっと検索する限りでもあちこちでいろいろな値が示されていて一定しないです。英語版では電圧だけ触れられていますが、最大で20万ボルトくらい、と言っています。もう少し広範囲に文献を調べて、どういう研究でどういう値の範囲を出しているか、という感じに構成できないでしょうか。
    • 「共役点」の節、「共役点は地磁気の経緯度が同じである」とあります。地磁気における緯度を考えるというのはわかりますが、経度も考えるのでしょうか。同じ経度で、緯度が南緯と北緯で同じ地点という意味でしょうか。レイキャビクと昭和基地では経度がずれているように思ったのですが、地磁気的な緯度の他に地磁気的な経度というのもあるということですね?
    • オーロラは、発生する地方だとどれくらいの頻度で発生するものでしょうか。どこかの節で加筆できればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。--Tam0031会話2012年9月17日 (月) 13:12 (UTC)[返信]
  • コメントありがとうございます。
    • 「浸入」という字に関して、「浸入」は水が入ること、「進入」は人や乗り物が入ること(進入灯)、「侵入」は不法に入ること(住居侵入罪)なので、どれも不適切でした。「シンニュウ」という言葉を使わない形に書き換えました。
    • 発生原理の仮説について。ひとまず最有力なリコネクション説について言及しました。この節は研究指摘な内容をもう少し加筆できると考えています。
    • 起電力について。文献を集めます。しばらく対応に時間がかかるかもわかりません。
    • 地磁気の経緯度について。地磁気的な緯度の他に地磁気的な経度というのもあるということで正しいです。脚注に説明を加えました。
    • 発生頻度について。見られる場所の項にて言及しました。
以上です。--Halowand会話2012年9月17日 (月) 19:36 (UTC)[返信]
  • 追記:起電力について。手持ちの文献で加筆できました。どうやら幅があるようなので、このような記述にしました。発生原理の仮説について、研究史を加筆しました。
大きく充実したと思います。研究史の加筆は非常に良かったと思います。ところで、「観測と観測の歴史」という節の名前は何か変ではないですかね? --Tam0031会話2012年9月29日 (土) 05:40 (UTC)[返信]
コメントありがとうございました。「観測と観測の歴史」はすっぱり「観測史」にしました。--Halowand会話2012年9月29日 (土) 18:27 (UTC)[返信]
  賛成 私の疑問点はおおむね解消したので、とりあえず賛成票とします。他の方のコメントも期待したいです。--Tam0031会話2012年9月30日 (日) 01:52 (UTC)[返信]

  条件付賛成ざっと読んでみて、以下の点が解消されれば賛成しようと思います。

  • 観測史が1934年で終わっているのはあまりにも古過ぎる。少なくともオーロラの組織的な観測が可能となった国際地球観測年に言及すべきだし、現代史としては2003年の太陽活動極大期にどのような観測活動が実施されたかや、2010年のこのニュース[1]は最低限組み込むべき事象と思われる。「日本国内の観測史は後述」として別項を設けているのに、近代の中には日本の記述が含まれている。このあたりは整理すべき。1859年に観測されたオーロラはキューバやハワイなどでも観測されたとのことなので、これについても言及すべきではないかと思われる。
  • 突然出てくるオーロラ嵐という名詞に関する説明が不十分。発生原理の節に記載のあるオーロラ爆発と同一の意味なら、表現を統一すべき。ちなみに手持ちの百科辞典では「オーロラの爆発的発達」を指してオーロラ嵐と呼称されていた。表記に揺れがあるならその旨も記載したほうが良いと思われる。
  • 「見られる場所」という表現は主体が人となっているため、「出現場所」や「出現地域」に改めるべき。
  • 日本の観測史について別出ししている割に、記述内容があまりにも薄いのではないかと思われる。また、観測史が時系列になっておらず、昭和基地は別の項にあるし、構成として判り難い。[2]には紅気という呼称もあったとしているが、赤気で断定して良い?

日本の観測史については上に挙げた天文月報やそこに挙げられている文献も加筆の上で参考になるかも知れないので、参考にしてください。--ayasesaya会話2012年10月2日 (火) 14:29 (UTC)[返信]

  • コメントありがとうございます。レスポンスが遅くなってすみません。
    • 観測しに関しては手持ちの資料でこれから加筆します。ひとまず国際地球観測年まで。
    • オーロラ嵐について、詳しく説明しました。
    • 見られる場所という表現を改めました。
    • 日本の観測史については挙げていただいた資料を元に加筆します。日本に関する内容について一つの独立した項目にまとめました。
  • 以上です。--Halowand会話2012年10月12日 (金) 03:27 (UTC)[返信]
修正対応お疲れ様です。観測史について完了したら改めて拝読させて頂きたいと思いますので、このページにでもお知らせ頂ければと思います。--ayasesaya会話2012年10月12日 (金) 06:18 (UTC)[返信]
  • 加筆お疲れ様でした。私が指摘した内容を中心に再度読ませて頂きました。
  1. 観測史についてはまだ記述が薄いと思います。単純に文献の渉猟が足りていないのではないかと思います。ただ、これ以上増えるとごちゃごちゃすると思うので、構成上は「名称」「伝説・神話」「観測史」の観点から情報を整理しなおした方が良いかもしれません。いくつか文献を見てみましたが、古いものではアリストテレスへの言及は必ずと言っていいほどありましたし、杉山久仁彦『極光物語』ではその他にもセネカや大プリニウスの見たオーロラについても言及しています。記述すべき情報・記述しなくてもよい情報について私の知識では判断しかねますが、こちらで確認した文献を下で挙げておきますので、加筆を検討ください。ついでですが、研究史も見直しが必要かもしれません。先に挙げた杉山のpp.64-65、pp.74-75あたりを一度ご確認頂けませんか。
  2. 日本の観測史についてですが、中沢の資料は紅気に読みはふっていなかったと思います。見落としていたらすみません。赤祖父俊一『北極圏のサイエンス』p.116では紅気を「せっけ」と読ませています。紅気を「こうき」と読ませる典拠があるのなら、それは別で脚注に明示すべきではないでしょうか。
上記2点、ご確認ください。参考文献に挙げている資料のほか、こちらでは赤祖父俊一『オーロラ』『北極圏のサイエンス』、神沼克伊『南極100年』『北極と南極の100不思議』、NHK『宇宙の渚』、杉山久仁彦『極光物語』などを参照しました。--ayasesaya会話2012年10月26日 (金) 14:34 (UTC)[返信]
  •   コメントPorcupineWorksと申します。新参者ですがよろしくお願いいたします。大変興味深く読みました。ひとつだけ気になったので、コメントさせてください。オーロラという現象の性格から、この記事には物理や電気の知識を必要とする部分があると思います。私は物理や電気の専門家ではありませんが、単位の使い方を少し工夫したほうが良いのではないかと感じました。実は、オーロラ#電流と磁場の節の発電力Pに興味を引かれたのですが、太陽風の速度と「磁束密度」の単位は明示されているものの、発電力Pの単位は明示されていません。Pの単位をワットと仮定して、そのまま計算すると、どうもうまく単位が合わないようです(私の計算間違いであればすみません)。できれば、Pの単位、および、定数20に単位があればそれを明示したほうが良いのではないかと思いました。また、好みの問題かもしれませんが、「百万メガ」のような使い方も少し違和感があります。「メガ」は百万なので、「**万メガ」の「**万」の部分が百万以上になると、ちょっと不思議な気がするのです。余計なことでしたら申し訳ありません。--PorcupineWorks会話2012年11月3日 (土) 11:05 (UTC)[返信]
    • 対応が大変遅れました。申し訳ありません。
      発電力の式は本にあったものを書き写しただけであり、検算をしておりませんでした。確かに単位が合いません。他の文献にもあたってみて、定数や単位について訂正できるなら訂正、できないなら式は取り除きます。
      「百万メガ」については只今から訂正いたします。--Halowand会話2012年11月11日 (日) 12:54 (UTC)[返信]
  賛成 PorcupineWorksです。ご対応ありがとうございました。式についてはとても興味深かったので、とりあえず削除となり残念です。私の方でも少し調査してみましたが、やはりよい出典がみつかりませんでした...いつか、はっきりしたことが判明したら、再掲載したいですね。単位につきましては、中途半端な指摘をしてしまい申し訳ありません。好みの問題とは思いますが、10のn乗の表現だと分かりにくい人がいるかもしれないので、個人的にはギガワット単位にするとすっきりするかもしれないです。もっとも、これは枝葉末節だと思います。ご対応いただけたので、賛成とします。(ところで、選考にコメントするの初めてなのですが、賛成票を投じるにはこれだけの手順でよいのか不安です。不備があればご指摘ください。)今後ともよろしくお願いいたします。--PorcupineWorks会話2012年11月15日 (木) 13:55 (UTC)[返信]
  •   コメント まだ前半しか読めていませんが、とりあえず。(あまりオーロラ自体の話ではありませんが…) オーロラ#電磁気学の発展第1文の『19世紀末、X線の発見やジョゼフ・ジョン・トムソンによる電子の発見により、真空管を用いた実験が盛んであった[50]』ですが、X線が1895年発見、電子が1897年発見ですから、これらは本当に19世紀の最後です。この文章の通り、その発見が契機となったのなら、本当に「19世紀末」の時点で真空管の実験が盛んになっていたのか、それとも19世紀末というのは単に2つの発見の時期を指すだけなのか、疑問に思いました。--氷鷺会話2012年12月12日 (水) 15:38 (UTC)[返信]
    (追記)その次の文で『1896年の時点で』とありますので、やはり「…の発見により」というのはちょっと違うような気がします……その背景を端的に表す出来事ではありますが。--氷鷺会話2012年12月12日 (水) 15:41 (UTC)[返信]
    •   コメント コメントありがとうございます。ご私的の部分に関しては、資料にあたってみますので今しばらくお待ち下さい。急かすわけではありませんが、後半部の推敲も是非おねがいします。--Halowand会話2012年12月12日 (水) 19:15 (UTC)[返信]
      •   コメント もう一点追加です。オーロラ#人工オーロラの節にある『人工ロケットの光』という記述は、人工オーロラの書き損じではないでしょうか? --氷鷺会話2012年12月13日 (木) 13:57 (UTC)[返信]
        •   コメントご指摘ありがとうございます。
          「19世紀末、X線の~」の文を書き直しました。トムソンが電子を発見したこと等に拠って、真空管実験が盛んだったといえる、ということを言いたかったのですが、どう転んでも誤解しか産みませんね。失礼しました。
          「人工ロケットの光」は完全に書き間違いです。重ね重ね、ご指摘ありがとうございます。--Halowand会話2012年12月13日 (木) 18:12 (UTC)[返信]
  •   条件付賛成  賛成 ほぼFAの条件を満たしているように思いますが、もうひとつ気になった点がありますので、条件付き賛成票とします。というのも、『オーロラの継続時間はどの程度か?』ということです。数分から数十分で終わるのか、数週間や数か月も継続するのか、幅があるならどの程度か、最長の記録があるのならどの程度か、……そういった疑問に対する情報を追加していただければ、賛成票とします。--氷鷺会話2012年12月14日 (金) 12:55 (UTC)[返信]
  • (その他):こんにちは、2件コメントします
    • まずは出典-脚注の中からアトランダムに30個抜き出して出典文献と記事内容をチェックしましたが、齟齬はありませんでした。しかしながら非常に気になったのはHalowandさんが使ったメインにしている参考文献はいずれも大衆向け一般書籍だということです。参考文献に実際に当たることが出来ない方も参考文献の出版社が誠文堂新光社、岩波新書、講談社などといった出版社であることからもこれらが一般向け書籍である事は推察いただけるでしょう。たしかに一般書籍と言っても著者はきちんとした専門家です。その道の知られたプロが書いたものでしょう。しかし、もしも医学記事ならばこれだけでFA化にグダグダ言います。なぜならばAという現象がA→B→C→D→Eとなるような場合、途中を端折ってA→Eなどと一般向け書籍では行うわけです。例えば(白血病の症状)→(発熱、アザ、出血、だるさ)などといった具合です。しかし、BやCやDは百科事典の説明として省いてよいものなのかどうかの判断は一般向け書籍だけ見ていては分からないと思うのです。ただ、血液学書と違って天文学の専門書籍に当たれない、というか当たっても私には理解できないので、この点は賛否への条件にはしません。願わくば専門書籍に当たれるなら当たっていただきたいと思いますが、もしかすると私は的外れな無理難題を言っているのかもしれません。もしも的外れな無理難題ではないならばFA選考とは無関係にいつでも良いのでお願いいたします。これはFA選考の条件では有りません。
      •   コメントコメントありがとうございます。専門誌や専門書籍や論文にあたることが、絶対に無理かつまるで価値がない、などということはこれっぽっちも思っておりません。可能な限り、かつ長いスパンで、徐々に徐々に置き換えていきたいと考えております。アドバイスありがとうございました。--Halowand会話2012年12月19日 (水) 22:02 (UTC)[返信]
    • 上でもちょっとだけ触れられていますが、オーロラの出現頻度について記事中には2点触れられています。『最もオーロラの見られる頻度が高い地域では、一年に250日くらい見える。』と『過去100年の中で、2005年から2010年のオーロラの観測件数が最も少なくなっていることがわかっている。』です。観測件数ってなんでしょう?決められた観測ポイントでオーロラが見られた日にち?オーロラの個数?それともオーロラ見たよという報告件数?オーロラにも大きいのと小さいのがあるわけです。オーロラ帯全部に渡るような大きいのと、ぽつんぽつんと小さいの。ぽつんぽつんはそれぞれ観測件数1回ですか?それと観測件数の記録はないのですか?さらに出典ですがこちらの出典はAFPの記者が書いたものですね。素人です。フィンランド気象庁の発表や専門家のコメントを正確に理解したうえでの記事かどうかは分かりません(医学分野では日経や朝日の記事ですら怪しい飛ばし記事ばかりです)。専門家の手による出典に切り替えるべきだと思います。最初のコメントと違ってこれは選考終了までにお答えをいただければ幸いです。--ぱたごん会話2012年12月17日 (月) 13:26 (UTC)[返信]
      •   コメントこちらについては氷鷺さんの依頼同様、対応し次第このページにてお伝えします。少々お待ち下さい。--Halowand会話2012年12月19日 (水) 22:02 (UTC)[返信]
        •   コメント 年を越してしまいました。観測回数の数え方についてですが、私の資料調べが足らないのか、当てはまる記述がありません。ウェブ上ではこのページこのPDFの12ペ-ジに回数に関して回折がありますが、どのようにカウントしているかは書いて有りませんでした。もう少し調べます。フィンランド気象庁の発表にかんしても、公式サイトをもう少し調べます。対応が更に遅れそうですが、あと一週間以内にカタを付けたいと考えています。お待ちください。--Halowand会話2013年1月2日 (水) 21:03 (UTC)[返信]
        •   コメント(追記)Pekaさんが追記してくださいました。ここの段落を読めばなんとなくオーロラの数え方がわかるのではないでしょうか。Pekaさんの上げた文献は、今後じっくり検討したいと思います。--Halowand会話2013年1月7日 (月) 19:39 (UTC)[返信]
Abstractしか読んでませんが、Pekaさんが加筆してくださったレベルの文章・文献で全編が構成されていたのならば賛成できたのですが、それはともかく私の問いに対する答えになっていません。Pekaさんの加筆によるものは定点観測でしょう。それは推測できます。しかしPekaさんが加筆してくださった文章はとてもハイレベルですが、Halowandさんの文章を説明するものではなく「なんとなくオーロラの数え方がわかるのではないでしょうか。」では私の問いの回答にはなっていません。また、読者に誤解を与えかねないものです。--ぱたごん会話2013年1月8日 (火) 13:12 (UTC)[返信]

選考終了)選考期間満了のため、残念ながら今回は見送りとなりました。--totti会話2013年1月23日 (水) 20:08 (UTC)[返信]