Wikipedia:良質な記事/良質な記事の再選考/もつ煮 20210206

もつ煮 - ノート 編集

選考終了日時:2021年3月8日 (月) 04:04 (UTC)

  •   除去 2008年の月間新記事賞で良質な記事に自動選出された記事です。内容的には大変興味深く面白い記事なのですが、現状の良質な記事の目安と照らすと「項目に記述されるべきトピックがある程度網羅され、検証可能性が信頼できる情報源によって担保されている」「独自研究になっていない」という面で不足があるように思われます。
例えば、「日本国外における類似の料理」節にはほとんど出典がなく、2つある出典も片方はもつ煮との関連性を述べておらず、もう片方はリンク切れの個人サイト(WP:RSに合致しない)という状況で、独自研究となっています。
あるいは概要二段落目で北海道のナンコウ鍋がもつ煮に類する料理として挙げられていますが、出典を確認したところホルモン焼きを調べる過程で著者が知った料理ということで、一般的なもつ煮と関連する料理と言い切れるのか疑問です(完全に私見ですが、近いのはもつ鍋なのではないでしょうか)。
トピックの網羅性という面では、記述が関東に偏っていることや、関東についても現代以降の状況の記述が不足しているようにも思われます。
以上に加えて、全体的に脚注出典の示されていない箇所が多く、検証可能性の面でも問題があります。私のほうで上記の問題点含め、加筆や出典の追加をしてみようと思いましたが、少なくとも短期間では難しいので、再選考にかけます。--伊佐坂安物会話/履歴2021年2月6日 (土) 04:04 (UTC)[返信]
  •   除去 基本的に出典不足という点だけでも現在の良質な記事の基準を満たしていません。この種の記事は定義をきっちり決めることが難しく、その範囲を著しくはみ出さずに執筆することだけでもなかなか大変ですが、類似・近縁の事物に関する記述に対してはなおさら注意が必要で、個々の事例に対する出典は付いていても、主題との類似性や近縁性を明確に述べている出典が付いていない限り、すべて独自研究と見做される可能性が高くなります。ましてや本記事における「日本国外における類似の料理」節のようにほとんど出典がない状態では完全に独自研究と見做さざるを得ません。--Loasa会話2021年2月7日 (日) 02:52 (UTC)[返信]
  •   除去 まず、「大まかな日本各地のもつ煮、およびそれに類する料理を挙げていくと」で挙がっている各地のうち、出典が示されているものといないものがあり、あるものも適切な使用か疑問のあるものがあります。この時点で「検証可能性が信頼できる情報源によって担保されている」とは言えませんので、除去すべきだと思います。
    まず、赤平の件は「宮塚利雄 著「日本焼肉物語」p.39-p.43」とあるのですが、太田出版版第一版第3刷の該当部分にそんな記述はありません。これは文庫版のページ数なのかもしれませんが、記事からはどちらなのかもわかりません。太田出版版は33ページから出てくるので読むと、赤平炭鉱の馬ナンコウ鍋は内臓料理だ、と結論づけています(36ページ)。これを「もともとは内臓肉を含むとされている」とまとめるのは疑問がありますし、含む、と考えているのが誰だかわからない点でも問題があります。また秋田で博労の家に育った著者の母の経験談が出てきますが、博労だったのは父で(40ページ)、母は博労の家に嫁いでからの話をしているのかどうかもはっきりしません(42-43ページ)。これを秋田という地方全般の話として取り上げるのはどうでしょうか。
    また「佐々木道雄 著「焼肉の文化史」」の使い方にも問題があります。231ページから、とある箇所は、ホルモンの語源を追う長い記述の中途で、2004年初版第1刷のこのページには多田鉄之助の話はまだ出てきません。この版で著者は230ページから248ページまでホルモンの語源を追っているのですが、放るもん説が語感による後付け、という主張は見当たりません。実はこの議論は121ページでもう済んでいるからこういう扱いなのですが、これを「佐々木道雄 著「焼肉の文化史」p.231」で済ませるのは無理があるでしょう。また280ページを根拠に「1950年(昭和25年)頃まで」この価格順だったと言っている箇所がありますが、書籍が言っているのは「牛が他を圧倒するのは1961年以降」であり、鶏52、牛豚50と書かれた1960年のデータが上に示されています。276ページを根拠に「大正から昭和にかけての文献では、今東光や古川緑波の記述として」と言っている箇所がありますが、これは「大正期に青春時代を過ごした今東光の経験談を記した昭和の文献」であって、今東光が何か書いたわけではないでしょう。
    このように文献が示されている箇所はつきあわせてみるとことごとくおかしい、という状況の一方で、ない箇所にはないし、どこに使われているのかもわかりませんが私家版、などという文献まで使われているわけです。これは良質がどうこう段階ではなく「まだこの記事は作っている途中で、できていない」としか評しようがないと思います。--西村崇会話2021年2月7日 (日) 05:57 (UTC)[返信]

除去票のみ3票以上の状態が48時間継続のため、早期終了・除去となります。--Tam0031会話2021年2月9日 (火) 14:31 (UTC)[返信]