Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/松阪市の肉文化 20190210

選考終了日時:2019年2月24日 (日) 16:29 (UTC)

  •   反対 出典などもきちんと書かれており、記事としては充実していると思います。少なくとも牛、豚、鶏など個々の節については十分な内容だと思います。全体的なタイトルとしてはTENさんのご意見のように「松阪市の食肉産業」とすべき内容でしょう。
ただ、このような主題は、下手すれば、単に松坂の肉産業に関する個別の話題を並べただけであって特筆性なし、として削除依頼の対象にさえなりかねないものです。そういう主題であっても豊橋市の映画館などは、削除依頼なんて言わせない!、というくらいの迫力でがっちりとまとめられているのですが、残念ながら本記事にはそこまでの説得力がありません。本記事を「松阪市の食肉産業」の記事としてまとめるためには(主題が、現タイトル通り「松阪市の肉文化」であっても同じことですが)、松阪市の食肉産業全体の歴史(個別の種類だけでなく)や流通、消費についての総論をまとめた要となる節が必要でしょう。本来なら§1 「生産・消費統計」こそその要となるべき節でしょうが、その肝心の節の内容が貧弱です。個別ではなく松阪市の食肉産業全体の歴史や、松阪市の産業全般における食肉関連産業の位置づけなどに関する解説が必要でしょう。さらに、以下にコメントするように、現状でも当節の内容には統計データの扱いについてかなり不適切な問題があり、要たる節としては問題がありすぎます。
§1 生産・消費統計
  • 一覧表の内容
この表についてはいろいろと不適切な部分が目立ちます。
「飼養戸数」:出典資料では「農業経営体数」となっています。「経営体」という場合は、自営農家だけでなく、企業体の場合も含まれていると考えられますから、「経営体数」=「飼育戸数」とは限らないと思われます。
「2016年産出額」:表のこの構成を見ると、「産出額」は、2015年以前には「飼育戸数」「飼育頭数」と別個になっていたデータを統合して新たに作られた項目のような印象を受けます。もちろんまったく別種のデータなので、いきなりまったく性質の違うデータをこのように並べるのは不適切と考えられます。
  • 「牛肉に注目すると、...、近畿地方の他市と比較すると大きな差はない」
この文で参照している牛肉の消費量のデータも、もちろん津市のデータですよね。松坂市の話なのに、隣接しているとはいえ別の市のデータを元に「大きな差はない」と断言するのは独自研究です。出典資料に松阪市の話としてこのように書いてあるのであれば、(1)2001年と2006年の調査結果は松阪市のものなのか、(2)「大きな差はない」というのは松阪市についての結論なのか、という点について確認が必要でしょう。出典資料の文が松阪市の話でないのなら(たとえ隣接する津市の話だったとしても)この節に書くこと自体が無意味です。
--Loasa会話2019年2月24日 (日) 00:08 (UTC)[返信]

選考終了時点で賛成2票、反対1票のため、今回は見送りとなります。--Mogumin会話2019年2月25日 (月) 00:06 (UTC)[返信]