Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/自由貿易 20201006

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選考終了日時:2020年11月17日 (火) 14:30 (UTC)

  • (推薦)先月の月間強化記事賞に漏れた記事です。自由貿易の利点欠点、理論的な背景、歴史など様々な観点からうまく説明されているものと思い、推薦します。個別の説明がややぶつ切り感があるのですけど、良質な記事としては許される範囲だと思います。--Tam0031会話) 2020年10月6日 (火) 14:30 (UTC) なお、エサルハドンの選考が賛成のみ2票に到達して48時間経過のための、推薦権追加を利用しています。--Tam0031会話2020年10月6日 (火) 14:31 (UTC)[返信]
  •   賛成 :推薦者票。--Tam0031会話2020年10月6日 (火) 14:30 (UTC)[返信]
  •   保留 クルーグマンほか『クルーグマン国際経済学 理論と政策 上:貿易編 〔原書第10版〕』を出典とされている部分のいくつかを文献と照合してみました。参照したのは初版第2刷です。
    • 「食料自給を理由とする保護貿易論は、現在でも農業分野で議論される」(出典10b)
      出典の範囲が「第9章,第10章」(計79頁)と広すぎて検証が困難ですが、pp.280-281に先進国においては農業・衣服分野で保護貿易が主張されるという内容はあるものの、それが「食糧自給を理由とする」という内容を当該範囲で見つけられませんでした。
    • 「保護貿易やブロック経済が大戦の要因であり、自由貿易で平和を促進するという意図があった」(出典53a)
      出典の当該箇所に、「大戦の原因が保護貿易やブロック経済であった」という内容がありません。
    • 「貿易は各国の所得分配に影響を与えるため、貿易政策は国家間の利害よりも国内での利害が重要となる」(出典53b)
      出典にされたと思われる部分はp.6からp.7にまたがっており、かつ「所得分配」の語はp.7部分に出てくるため、この部分の出典はpp.6-7.とした方が良いでしょう。
といった具合に、記事で出典とされている部分と文献の内容に齟齬が散見されます。たしかに私は検証することができたので検証可能といえば検証可能ですし、良質な記事の目安では「検証可能性信頼できる情報源によって担保されている。」となっていますので、良質な記事では出典の形式が整っていて検証が可能でさえあれば十分で真偽は問わないのかもしれませんが、良質な記事の目安の2つ目「独自研究になっていない。」には抵触しそうです。
多数ある出典のうちの一つの、それも一部をざっと見ただけでも上記のような状態ですので、主筆者が再度確認するか、第三者による全面的な照査が必要と思われます。--Semiprecious stone会話2020年10月7日 (水) 12:30 (UTC)[返信]
  •   報告 10万バイトに迫る記事量で照合すべき文献も50以上あり、主筆者自身が再確認するにしても第三者が精査するにしても、2週間では難しいと思われますので、選考期間を限度まで延長いたします。--Semiprecious stone会話2020年10月7日 (水) 12:35 (UTC)[返信]
  •   返信 主な加筆者です。コメントをありがとうございます。まず書いておきますと、 (1) ご指摘の通り、スタブをつけた書きかけの項目で、ラフな部分、整理中の部分などがあります。 (2) 記事の質の向上には賛成です。この2点をふまえて返信します。
Semiprecious stoneさん、ご指摘ありがとうございます。ひとまず「クルーグマンほか 2017」の出典に目を通しました。ご指摘の部分については以下の通りに修正しました。
  • 「食料自給を理由とする保護貿易論は、現在でも農業分野で議論される」」→修正し、ページ数を入れました。
  • 「保護貿易やブロック経済が大戦の要因であり、自由貿易で平和を促進するという意図があった」→修正。他の出典が混ざっていたので、前半を取りました。
  • 「貿易は各国の所得分配に影響を与えるため、貿易政策は国家間の利害よりも国内での利害が重要となる」→ページ数をpp.6-7としました。
「クルーグマンほか 2017」の他の部分も何点か修正しました。このような感じでいかがでしょうか。また、他の出典から加筆予定だった内容を更新しました。他の文献も引き続き目を通して、何かあれば手を入れます。ただ、他の方が執筆をした部分は、文献を持っていないかもしれません。--Moke会話2020年10月8日 (木) 13:08 (UTC)[返信]
  •   コメント 主筆者としてまだ書きかけの段階で不十分な部分もあるというご認識であることは承知いたしました。上で指摘した点については上手く改善されているものと思います。私としてはもう少し出典と確認してみてから賛否を投じたいと思います。
下で話題になっている「歴史」の扱いについては、「歴史節をなくして歴史的な経緯を各節に分割する」と歴史的な流れが理解しにくくなってしまうのではないかと思ったのですが、適宜貿易史への誘導が入っているので、Mokeさんの下書きの構成でも問題なさそうに感じました。この点について、特に賛否はありません。--Semiprecious stone会話2020年10月10日 (土) 14:59 (UTC)[返信]
  返信 修正部分と構成変更案についてのコメントをありがとうございます。歴史部分の扱いについて、引き続き考えつつ修正を進めています。出典の確認も続けていますので、何かあればご指摘ください。--Moke会話2020年10月11日 (日) 00:11 (UTC)[返信]

*   提案 読み直してみて、「歴史」の分量が多い気もしました。「自由貿易の歴史」などで分割・立項するのがよいかもしれません。この点も査読の方からご意見をいただければ幸いです。--Moke会話) 2020年10月8日 (木) 14:50 (UTC)(終了しました。)--Moke会話2020年10月16日 (金) 00:50 (UTC)[返信]

  •   コメント 多角的に記事主題に迫る力作ですが、「多角的な構成」が仇となり、歴史的な内容と現代の内容を行ったり来たりすることになっていて読みづらさがあります。例えば、「比較優位」節の内容はリカードの『経済学および課税の原理』とともに歴史節に組み込んでも良いように思いまし、穀物法の廃止や、私掠船、南北戦争などが歴史節が終わった後で出てくることにも違和感があります。全体的な構成を見直し、記事を整理する必要があるように感じます。--MTBM3会話2020年10月10日 (土) 02:17 (UTC)[返信]
  •   返信 MTBM3さん、コメントをありがとうございます。 (1) 歴史に関する内容を別記事に分割し、本記事は現代の話題にしぼる。 (2) 歴史節をなくして歴史的な経緯を各節に分割する。このいずれかを考えています。まずは下書きをしてみます。--Moke会話2020年10月10日 (土) 03:39 (UTC)[返信]

*   提案 全体の構成を変えてみました。下書き(更新につき10月10日にリンク削除)をご覧ください。「歴史」節の分量が多くなりがちで、他の節との切り分けが難しいので、歴史の内容を各節に分割しました。MTBM3さんへの返信では、案(2)にあたります。--Moke会話) 2020年10月10日 (土) 10:53 (UTC)(終了しました。)--Moke会話2020年10月16日 (金) 00:50 (UTC)[返信]

  •   コメント Mokeさん、お疲れ様です。下書きを拝見しました。一読した限りでは、やはり自由貿易が発展してきた歴史についてはできるだけまとめた方が良いという印象です。「紛争」節はうまくいっていますが、「経済成長」に17世紀以降の歴史を入れるのには無理があると思います。また、歴史節が消えたことで記事全体の柱が無くなり、各節のつながりが悪くなっているようにも思います(概要節を記事全体のダイジェストとして書いてみると分ると思います)。節のつながりといえば、「貿易政策」節と「社会保障」節は並びを変えて、「国は貿易で利益を得るが、国内において特定の集団に害を与えることがある(概要より)ので、国内での利害を重視して貿易政策がとられることもあるが、これは自由貿易の逸脱であり、自由貿易を進めながら所得の再分配を図るためには社会保障が重要になる」という流れにした方がスムーズかと思います。あと、最後の「環境・倫理」節は自由貿易というよりは貿易全般にかかわることなので、「奴隷貿易」節の第2段落を「紛争」節に移し、あとは思い切ってカットしても良いかもしれません。--MTBM3会話2020年10月11日 (日) 03:47 (UTC)[返信]
  •   提案 いただいたコメントをもとに下書きを更新し、下書き2020年10月11日としました(記事に反映したため10月16日にリンク削除)。「歴史」節を復帰し、他の節に書かれていた歴史に関する記述を歴史節に移動しました。その他、「貿易政策」節と「社会保障」節の並びかえ、「環境・倫理」節の整理、「紛争」節への記述の移動です。まだ歴史についての記述が残っている節がありますが、大まかにはこのような内容でいかがでしょう。歴史的な経緯と関係のある話題が多いので、歴史が長くなるのも止むを得ないかもしれません。 --Moke会話2020年10月11日 (日) 05:27 (UTC)[返信]
  •   返信 ありがとうございます。個人的にはこのような方向性の方が良いと思いますが、もう少し皆さんの意見も聞いてみたいところです。なお、細かいところですが、「自由主義と重商主義」節の冒頭はタイプミスでしょうか。--MTBM3会話2020年10月11日 (日) 10:01 (UTC)[返信]
  •   コメント 2020年10月11日の下書きの内容を記事に反映しました。以下のようになります。
  1. 他の節に書かれていた歴史に関する記述を「歴史」節に移動。
  2. 「貿易政策」節と「社会保障」節の並びかえ。
  3. 「環境・倫理」節の整理。
  4. 「紛争」節への記述の移動。
  5. 出典の確認、その他加筆。

特に反対のご意見はなかったようなので下書きを反映しましたけれど、何かあればご指摘ください。--Moke会話2020年10月16日 (金) 00:50 (UTC)[返信]

  •   賛成 :個人的に気になっている部分を加筆したので、賛成とします。GATTやWTOについての加筆や、資本自由化との関係、タックス・ヘイヴンとの関係など、興味になる部分はまだありますが、ひとまずということで。--Moke会話2020年11月5日 (木) 06:07 (UTC)[返信]

選考終了時点で賛成2票のため、今回は見送りとなります。--Tam0031会話2020年11月18日 (水) 12:56 (UTC)[返信]