WinSCP
WinSCPは、Martin Přikrylがオープンソースで開発・公開している、ファイルを暗号化しコンピュータ間でファイル転送を行うSSHクライアントのアプリケーションソフトウェアである。本ソフトウェアはWindowsで動作する。
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![]() WinSCP 5.5.2 | |
開発元 | Martin Přikryl |
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初版 | 2000年 |
最新版 |
5.20.2-beta[1] ![]() |
最新評価版 | 5.16.7 RC - 2020年2月13日[2] [±] |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C++ |
対応OS | Microsoft Windows |
サイズ | 〜7MB |
対応言語 | 日本語を含む45言語[3] |
サポート状況 | 活動中 |
種別 | FTP・SFTP・FTPS・SCPクライアント |
ライセンス | GPL |
公式サイト | WinSCP :: Official Site :: Free SFTP and FTP client for Windows |
本ソフトウェアで、SSHの機能のうちSCP (Secure copy) とSFTPサブシステムでの通信ができ、FTPSサーバへの接続も可能である。そのプログラム内部ではPuTTYを使用してSSHでの通信を実現している。バージョン5.13からはAmazon Simple Storage Serviceのプロトコルにも対応している[4]。
セキュリティ編集
2010年にマルウェアのGumblarによってPC内のFTPアカウント情報を窃取される問題が発生した。しかし、当時のWinSCPの最新版はパスワードのAESによる暗号化やマスターパスワードを既に採用しており、利用者による多大な被害は免れた[5]。
注釈編集
- ^ https://github.com/winscp/winscp/releases/tag/5.20.2-beta.
- ^ “Recent Version History :: WinSCP”. 2020年11月27日閲覧。
- ^ “Translations”. WinSCP. 2018年2月20日閲覧。
- ^ 樽井 秀人 (2018年2月20日). ““Amazon S3”プロトコルに対応した「WinSCP」v5.13が正式公開”. 窓の杜. 2018年2月20日閲覧。
- ^ JPCERT コーディネーションセンター (2010年2月3日). “FTP アカウント情報を盗むマルウエアに関する注意喚起”. 2010年2月3日閲覧。