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xterm

X Window System用の基本端末模倣プログラム

xtermは、X Window Systemの標準的な端末エミュレータである。ユーザは一つのディスプレイの中に複数のxtermを表示し、同時に作業を行うことができる。それぞれのxtermは、xtermの中で動作するプロセスに対し、独立した入出力を提供する(通常、このプロセスとはUnixシェルである)。

xterm
Icon of XTerm (from 2012).svg
Twm screenshot svga.png
A sample xterm, running the BASH shell, showing a list of /etc.
開発元 Thomas Dickey
最新版 Patch #343 / 2019年1月13日(10か月前) (2019-01-13[1]
リポジトリ invisible-island.net/datafiles/release/xterm.tar.gz
対応OS X Window System
種別 端末エミュレータ
ライセンス MIT/X Consortium License
公式サイト 公式サイト
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概要編集

xtermは、X Window Systemに先立って開発されていた。もともとxtermは、1984年夏、VAXStation 100 (VS100) のスタンドアロン・端末エミュレータとしてMark Vandevoordeによって開発された。ところが、スタンドアロンで動作するよりもXの一部となった方が便利であることがすぐにわかり、X向けに変更された。

現在、xtermから派生した多くの端末エミュレータが存在する。

xtermには、通常メニューバーが存在しない。ユーザは、Controlキーを押しながら左クリック、中クリック、右クリックをすることで3つの異なるメニューにアクセスすることができる。コンパイル時にツールバーを組み込むことも可能だが、これは前述のものと同じメニューを呼び出す。

機能編集

端末エミュレーション編集

初期のバージョンでは、VT102とTektronix 4014をエミュレートしていた[2]。後のバージョンでは、次のような、DECや他の端末のためのコントロールシークエンスが追加されている。

  • VT220:パッチ24にて追加[3]
  • VT320:パッチ24にて追加[3]
  • VT420:DECSTRはパッチ34にて追加[4]
  • VT520:公式にはエミュレートされていないが、VT520の機能の一部は実装されている[5]

プロトコル編集

端末コントロール機能は以下のものなどがサポートされている。

  • ANSI X3.64
  • Difgital Quipment Corporation VTのファミリ
    • VT52
    • 初期のバージョンでは、VT102とTektronix
    • VT220
  • Tektronixのファミリ
    • Tektronix 4014

加えて、商業的に用いられるターミナルマシンで使われるプロトコルのほかに、xtermは下のような若干のプロトコルを追加している。

  • マウスのトラッキング: ボタン4とボタン5に対するサポートはパッチ120で追加[6]
  • 16色ターミナルプロトコル: パッチ39で追加[7]
  • 256色ターミナルプロトコル: パッチ111で追加[8]
  • 88色ターミナルプロトコル: パッチ115で追加[9]
  • カスタムのカラーパレット: パレットのエントリのRGB値を指定する機能がパッチ111で追加されている[8]

脚注編集

関連項目編集

外部リンク編集