ヤコポ・ダ・ポントルモ
ヤコポ・ダ・ポントルモ(Jacopo da Pontormo, 1494年5月24日 - 1557年1月2日)は、マニエリスム期のイタリアの画家。本名はヤコポ・カルッチ(Jacopo Carucci/Carrucci)。エンポリ付近のポントルメ(Pontorme)に生まれる。
ヤコポ・ダ・ポントルモ Jacopo da Pontormo | |
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生誕 |
1494年5月24日 イタリア,エンポリ |
死没 |
1557年1月2日 イタリア,フィレンツェ |
アンドレア・デル・サルトに師事。マニエリスムの画家らしく、ミケランジェロやデューラー、ボッティチェリなどの作品から影響を受け、自作の中に巧みに摂取している。画風は技巧的かつ繊細優美であるが内向的で、どことなく憂鬱な気分をたたえている[1]。
代表作
編集- 『宝石細工師の肖像』(パリ、ルーヴル美術館)
- 『エマオの晩餐 』(フィレンツェ、ウフィツィ美術館)
- 『聖家族と幼児洗礼者聖ヨハネ』(サンクトペテルブルク、エルミタージュ美術館)
- 『聖母子と幼児洗礼者聖ヨハネ』(フィレンツェ、ウフィツィ美術館)
- 受胎告知(フィレンツェ、サンタ・フェリチタ聖堂)
- 『十字架降下』(フィレンツェ、サンタ・フェリチタ聖堂)
- 『聖母のエリサベツ訪問』(カルミニャーノ、サン・ミケーレ教区聖堂)
脚注
編集- ^ ウフィツィ美術館、みすず書房、1994年刊行、90頁 ISBN 4-622-02709-7
参考文献
編集- 『ルネサンスの画家 ポントルモの日記』
- 中嶋浩郎訳、宮下孝晴解説 (白水社、新版2001年)
- 『ポントルモ、ロッソ・フィオレンティーノ 神聖な構図と運動の表現』 紹介の冊子
- エリザベッタ・マルケッティ・レッタ、ロベルト・パオロ・チャルディ、甲斐教行訳
- (イタリア・ルネサンスの巨匠たち21、東京書籍、1995年)