エルミタージュ美術館

エルミタージュ美術館(エルミタージュびじゅつかん、: Эрмитаж エルミターシ: Hermitage Museum)は、サンクトペテルブルクにあるロシア国立美術館。 1990年に世界遺産サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群)に包括登録されている。

Japanese Map symbol (Museum) w.svg エルミタージュ美術館
Государственный Эрмитаж
Hemitage-exterior.jpg
ネヴァ川から見たエルミタージュ美術館
エルミタージュ美術館の位置(サンクトペテルブルク内)
エルミタージュ美術館
サンクトペテルブルク内の位置
施設情報
正式名称 Государственный Эрмитаж
来館者数 3,668,031 (2015)[1]
開館 1764年
所在地
38 Palace Embankment, Dvortsovy Municipal Okrug , Cental District, Saint Petersburg
位置 北緯59度56分26秒 東経30度18分49秒 / 北緯59.94056度 東経30.31361度 / 59.94056; 30.31361座標: 北緯59度56分26秒 東経30度18分49秒 / 北緯59.94056度 東経30.31361度 / 59.94056; 30.31361
公式サイト 公式ウェブサイト
プロジェクト:GLAM

目次

名称編集

ロシア語の正式名称はГосударственный Эрмитаж(国立エルミタージュ)。「エルミタージュ」とはフランス語でHermitage、(隠遁者/世捨て人の部屋)という意味である。

概要編集

小エルミタージュ(Малый Эрмитаж)、旧エルミタージュ(Старый Эрмитаж)、新エルミタージュ(Новый Эрмитаж)、エルミタージュ劇場(Эрмитажный театр)、冬宮殿Зимний дворец)の5つの建物が一体となって構成されており、現在本館となっている冬宮殿はロマノフ朝時代の王宮である。

 
ネヴァ川(観光客が列を作って並ぶ宮殿広場の反対側)から見たエルミタージュ美術館の建物群:左から、エルミタージュ劇場 – 旧エルミタージュ – 小エルミタージュ – 冬宮殿 (新エルミタージュは旧エルミタージュの背後にある。)

歴史編集

 
美術館内部

1764年エカチェリーナ2世ドイツから美術品を買い取ったのが、エルミタージュ・コレクションのはじまりである[2]

エカチェリーナによって冬宮殿の隣に自身専用の美術品展示室が建てられた(小エルミタージュ、1775年)。エルミタージュは当時のフランス貴族が建てた個人的な離宮を意味した(例としてヴェルサイユプチトリアノン)。その後もエカチェリーナのコレクションは増加したため、東隣に施設が増築された(旧エルミタージュ、1787年)。なお、劇場も同じ頃に建設されたものである(エルミタージュ劇場、1786年)。

私的なコレクションであり、当時は一般公開されていなかったが、(アレクサンドル2世当時の)1863年に初代館長となったゲデオーノフによって市民も自由に観覧できるようになった[3]。これと前後して新たに施設が増築された(新エルミタージュ、1864年完成)

1917年のロシア革命後は貴族から没収されたコレクションの集積所となった。1918年には冬宮殿に存在した全ての研究、管理組織を建物共々、エルミタージュ美術館として統合することが決定された。この統合作業は第二次世界大戦後に完了した[3]

2014年12月、近接する旧参謀本部の建物を改修して新館がオープンし、印象派を中心に展示している。

主な所蔵作品編集

絵画編集

イタリア・ルネサンス編集

スペイン編集

フランドル・オランダ編集

印象派以降編集

遺物編集

分館編集

アクセス編集

サンクトペテルブルク地下鉄5号線海軍駅(: Адмиралте́йская)下車。

ボランティア編集

その他編集

  • 毎週月曜日は休館日となっている。
  • 毎月第一週目の木曜日は無料で入場できる(個人のみ)。
  • 館内での写真撮影・ビデオカメラの使用は可能(以前は有料であったが現在は無料。一部不可の場所もある)。
  • ネズミ退治のために地下で猫を飼っている。これらの猫は猫好きの職員によって世話されている。(ru:Эрмитажные котыを参照)

脚注編集

  1. ^ The Art Newspaper Ranking VISITOR FIGURES 2015 (PDF)”. The Art Newspaper. 2016年10月8日閲覧。
  2. ^ 小林和男『エルミタージュの緞帳』NHK出版、2001年。
  3. ^ a b 郡司良夫・藤野幸雄『エルミタージュ 波乱と変動の歴史』勉誠出版、1997年。

関連項目編集

外部リンク編集